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4.なによりも大切なこと ページ5

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「お二人にとって″シンメ″とはどんな存在ですか?」




雑誌のシンメ特集


何十回と組まれた特集だけど
いつも答えに戸惑ってしまう




【唯一無二】

【背中を預けられる存在】



どう答えていいか分からなくて
言葉を探していると君は恥ずかしそうに

でも嬉しそうに話してくれた


時折、俺に向ける視線と言葉が擽ったくて
目を逸らしてしまうけど


いつだって迷った時、挫けそうな時、隣にいてくれたのは君で


二人にしか出来なかったこともある
君はいてくれるだけで心強い存在




「北山がいたから今の俺があるんです」




俺の言葉にハッとした後視線を下げて


「…っんだよ、普段そんな事…言わねぇのに…っ…」


恥ずかしがってる君が可笑しくて



「ふはっ、北山照れてんの?」



普段仕事の時はあんまりしないけど


君の瞳を真っ直ぐに見つめて微笑んだ




「素敵な人に出逢えたんですね」




俺たちを交互にみてインタビューの最後を記者さんがこう纏めた




大切な今を

重ねた未来を君と見ていたい

だからこのまま隣にいて




君は僕の大切な人


君は僕のNo1






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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年8月3日 18時

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