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その横顔が綺麗で儚くて
今にも消えてしまいそうで
藤ヶ谷の腕を掴んだ
「藤ヶ谷…俺………」
藤ヶ谷のことが好き、藤ヶ谷が好きだよ
何度でも何度だって言いたくて掴んだその手にギュッと力を込めた
F「北山…離して……」
「…っ……」
俺の腕がするり解けていく
言わなきゃ
今なら何度でも藤ヶ谷が好き、好きだよって
言わせて………
「…藤ヶ谷、俺……本当は…まだ、好きで……藤ヶ谷の事が大好きで………今でもあの日の事………」
F「北山……
もう……遅いよ…」
藤ヶ谷の目から落ちた一粒の雫
遅すぎるよって藤ヶ谷が泣くから唇の動きを止めた
どうしてすれ違ってしまうの?
藤ヶ谷は頷いてくれないの?
F「またね……北山」
藤ヶ谷が俺に背を向けて
行ってしまう
待って…
待って………
狡いよ…
置いて行かないで………
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年7月23日 20時