りあらぶ × BE LOVE 〜なるべくゆっくり歩いていこう

藤ヶ谷くんの名演技２ ページ10

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収録後、楽屋兼、会議室でユニットの事を話し合い
ニカ千、宮玉も同じ部屋で打ち合わせをしている

横尾さんはギターの練習をすると言って
藤ヶ谷にもギターを教えた先生が待つ部屋へ向かった



「だいたいの流れはみや達がやった通りでいいよね」

「おう‥」

「衣装はみや達の直してもらって着れるかな」

「あぁ‥」



いつもユニット事を仕切るのは俺の方だけど
今回のシャッフル企画は藤ヶ谷がメインで考えてくれてる



「パフォーマンス中の映像はどうする？」

「映像？！」

「北山、みや達がやったのちゃんと見た？」



見たとも！見たとも！！
曲中に映る玉と宮田のちょー接近したラブラブ写真だろ？
あんなの藤ヶ谷と撮るなんて無理！！



「見たけど別にあの映像まで要らなくね？」



向かい合って唇がくっつきそうな位に近づいたり
宮田が玉をバックハグしてたり

兎に角見てるこっちが恥ずかしくなる位のラブラブ写真

想像しただけで恥ずかしくて俺の脳内ですぐに却下されたヤーツ！！

こちとら、パフォーマンスだけでもいっぱいいっぱいなのにそんな写真撮る余裕ねぇわ！！

なんとかその撮影だけでも免れようと藤ヶ谷に言ったのに厄介なお節介野郎に邪魔をされた



「きたみつ！ダメだよ！
あの写真がなきゃ【BE LOVE】の世界観が壊れちゃうよ」



写真はちゃんと撮ってよね！と念を押す宮田をギロっと睨み付ける

おい、宮田！調子乗んなよ

俺の無言の圧力に宮田の顔が引き攣って
額から汗がたらりと垂れた



「北山はそうやって仕事の手を抜くんだ」

「は？」

「いつも一生懸命で絶対に仕事で手を抜かないヤツだと思ってたけど、北山も変わったね」



いや？別に手を抜いてる訳じゃねぇし
いつも仕事には全力投球で挑んでいるつもりだ


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