りあらぶ × BE LOVE 〜なるべくゆっくり歩いていこう

二度目のキング藤ヶ谷２ ページ18

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「きたやま‥」



ソファに身体を乗り上げた藤ヶ谷が俺の頭上近くで呟く
ソファの背もたれに置いた手とは逆の手が俺の肩を掴んだ

ゆっくりとソファに身体が沈む

視線は逸らさずに合わせたまま



「触ってもいい？」



藤ヶ谷の言葉に身体が硬直するのが分かった

更に藤ヶ谷の綺麗な顔が俺に近付いてくる
ゆっくり
ゆっくりと
スローモーションで

てか、さっきから何度も俺に触ってると思うけど
今更何の許可取りだよ？！



「もう、さっきから触ってんじゃんっ‥」

「そうじゃなくて‥
この前みたいに、きたやまのココとか‥」



藤ヶ谷の視線が俺の身体を撫で回すように移動した
口元から胸元、そして下半身‥

ドキドキして心臓が超高速で鼓動する



「っっ‥！！！」



藤ヶ谷の手がいつの間にか俺の背後に回っていた



「ココとか‥」



ソファと脚の隙間から侵入した藤ヶ谷の手が俺の尻の辺りに触れる
耳元で聞こえる藤ヶ谷の甘い声と熱を持った吐息にぶわぁっとあの時の記憶が蘇って
身体中の熱が一気に自分の中心に集まる



「‥っ、ま、まって‥！」

「んー？ふふ、待てないのはどっちかな？」



藤ヶ谷の身体が更に近付いて下半身が密着する
完全に反応してしまった俺自身に藤ヶ谷は気付いてる


うわぁぁぁ
めちゃくちゃ恥ずかしいーー


俺たちは同じグループのメンバーで男同士で
あの日の出来事は何かの間違い
決してもう一度なんてことはあってはならない

なのにあの強い快感が蘇ってダメだと分かっていてもこの先を期待して身体は反応する

でも藤ヶ谷の事を思ってもこのまま流されてはいけない

理性が俺を引き止める
これ以上はダメだ



！！！



なんとか密着した身体を離そうと身体を捩るとごりっと硬い物が脚に擦れる感覚がした

藤ヶ谷も勃ってる！！

またあの時と同じ展開に半ば抵抗を諦めた時
インターフォンが鳴った


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