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今日はメンバー全員での雑誌の撮影
あれから1週間ぶりに北山に会う
どうしてあんな事を言ってしまったんだろう
どんな顔して北山に会ったらいいのか考えすぎて
なかなか眠れなかったのに
いつもより早く目覚めてしまった…
渉ならもう来てるかな
いつもより早い時間に楽屋に入った
ーガチャ
中に入るとソファに横になっている人物が目に入る
「北山…?」
規則正しい寝息をたてて眠る北山に近づいた
ki「スゥ…スゥ…」
赤ちゃんみたいに顔のすぐ近くに手をぎゅっと握りしめて
かわいい…
二人がけのソファに猫のように丸くなりすっぽりとはまる身体
少し痛んだフワフワの髪
ふっくらした柔らかそうなほっぺた
触れたい…
北山に触れたい…
そっと頬に手を伸ばした
北山は俺の気持ちを知らない
俺も北山の気持ちを知らない
今、誰の夢みてるんだ?
「…きたやま」
ki「……」
「北山…」
なぜ ?
恋してるだけじゃ
なぜ?
伝えきれない
抱きしめて 感じたい
北山の愛を
「好きだよ、北山」
ーちゅっ…
なぜ ?
どんな言葉でも
なぜ ?
言い尽くせない
くちびるで 届けたい
感じたい
君の愛
届けたい
俺の愛
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年7月13日 9時