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渉や弟達は次の仕事へ向かった
楽屋には俺と北山のふたりだけ
ソファにもたれ、目を閉じる北山は苦しそうに息をしている
「…はぁ…はぁ……」
「北山…立てる?」
そっと近づき声をかけると北山は大丈夫と目を開け立ち上がろうとした
「….っ」
足元がフラつき倒れそうになった北山を抱きとめる様に支えた
支えた時に触れた北山の身体は撮影で触れた時よりも熱くなっていた
「北山…熱あるから今日は帰ろう?」
相当、辛いんだろう。
車で来たから俺が送って行くと伝えると北山は何も言わず頷いた
意識が朦朧としているのか助手席に乗せると北山は目を閉じて、すぐに眠ってしまった。
その寝顔を眺め、今朝も感じた感情が押し寄せてくる
この顔でキスマイの最年長だなんて
助手席で眠る北山は幼くてかわいい
このかわいい寝顔も笑顔ももっと側で見ていたい
そんな事を思いながらナビを入れようとして気づいた
「俺、北山の住所知らない…」
慌てて渉に電話をするも、携帯を呼び出すコール音が鳴るだけだった
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年7月13日 9時