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「よろしくお願いしまーす!」
「おねがいしまーす!」

「お願いします。」



それぞれ挨拶をしてスタジオに入った



「それでは、北山さんを真ん中で、ギュッと抱き合う様に目線こっちでお願いします!」



雑誌の撮影は唯一、俺が北山に触れる事ができる瞬間だ

抱きしめて顔を近づけて温もりを感じられる




ーギュッ



「いいねー!もっとくっ付いて、藤ヶ谷さんと北山さんと見つめ合ってもらって、そう、横尾さんがヤキモチ妬いてる感じで!」



「…っ」



北山の頬がほんのりピンク色に染まり、触れた身体は驚くほど熱くて


俺は北山にだけ聞こえるように伝えた



「…北山、熱あるよね?…辛かったら俺に寄りかかっていいから」




ーカシャ、カシャ




ごめん、ありがと。と小さく口にして北山が寄りかかって来た



不謹慎だけど、凄く嬉しくてこの時間がとても幸せだと思った




ーカシャ、カシャ




「はーい!オーケー!!」

「お疲れ様でしたー!以上で撮影終了でーす」




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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年7月13日 9時

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