伏黒がデレた

番外編〜ピアス開けるぞの巻〜 ページ28

番外編です

___

Aside


私はついに今日大人になる



あ、いやイヤラシイ意味じゃないよ？



さっき買ったピアッサーでピアスを開けるんだ…！



(でも自分で開けるのは斜めだちゃうよな…)


野薔薇に開けてもらおう！と思い教室のドアをガラッと勢いよく開けた


『野薔薇ピアスあけてーって、あれ野薔薇は？』



そこには片手でスマホをぴこぴこ触ってる恵
おー！Aおはよ！と笑顔で挨拶してくる悠仁


恵はチラッとこっちを見て

恵「アイツなら任務だ。昨日言ってたろ」

『あーそっか…え〜‼︎いないのか〜』


はぁーとため息をつきながら自分の席に座る


悠仁「なぁAそれなんだ？」

『ピアッサー！野薔薇に開けてもらおうと思ったんだけど…あ、悠仁開けてよ！』

悠仁「え俺まじでそーゆーのムリ‼︎」

こえーよ‼︎もし変なとこに刺しちゃって血が止まんなくなったらどうすんだよ‼︎って一人で騒いでる悠仁

こいつに頼むのはやっぱダメだ多分一生進まん

となると…



恵「そんな目でみんなよ…」

『開けてくれるの⁉︎』

恵「開けてやるなんて一言でも言ったかよ」

えーじゃあもう五条先生にでも頼もうかなーって言おうとしたとき


恵「かせ、すぐ終わらすぞ」


ケータイを机に置いて手をほいほいとやった


_____



『あ、あのさ、痛くないよね…！瞬間ピアッサーだもん‼︎』


悠仁「ちょ、Aうで、うでがいてぇ‼︎」


何かに捕まってた方が安心するからって悠仁の腕を借りてその腕にしがみつく


恵「おまっ、動くんじゃねえよ！」


恵が私の耳を引っ張って固定しピアッサーを印の位置に当てる


『イターーーーーーイ！』

恵「当てただけだろ‼︎」

悠仁の腕にしがみつきながら顔が肩に埋まるほど抱きつく

『スミマセンはい、もういいからいっちゃって⁉︎勝手にどうぞ⁉︎』

悠仁「爪痛い死ぬ‼︎」


もういつ来てもいいと心に決めた



恵「…A




なすびの色は？」



『え？』



カチッポロッ



ピアッサーの付属の部品が地面に落ちた
恵はその部品を拾いながら


恵「よし、終わりだ」

と言った


『あれ、ありがとう…？』


何今の


私はポカンと恵をみた


恵は私に気が付き


恵「オマエ、そんな間抜けな顔すんなよ」



ピンっとデコピンをされた

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