伏黒がデレた

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野薔薇はその後硝子さんのところに行って治療してもらうということなので
野薔薇とは一旦離れた

なんか野薔薇と話してたら心がだいぶスッキリしたような気がする


よしっと気合を入れて立つとお寺の前を通り過ぎていく恵が見えた

恵は私に気づくとこちらに向かってきた

恵は私の目の前に立つと私を見下ろしながらジッと顔を見た


「な、なに？」

「鼻水」

「へ」

目を細めながら呆れた様子で言う恵

まさか鼻水出てること指摘されるなんて思ってなかったなぁ
ぐいっと五条先生にさっきもらったハンカチで拭うと恵が、

「大丈夫か？色々と」

虎杖のこととかほらお前幼馴染だっただろと付けくわえて聞いてきた

「なんだろ、ほらやっぱ流石に次の日から元気ですって訳にはいかないんだろうけどでも私は、大丈夫。みんながいるから、それだけで頑張れる。」

「、そうか」

恵は少し驚いた顔をしてでもすぐ戻って、ちょっと笑ってそうかと言った

「なんか、その顔、好き」


「は？」


「え？」


「あ？」



え待って今私なんて言った、その顔すき…⁇???
くそ恥ずいこと言ってんじゃん‼︎‼︎やばいよ‼︎‼︎
なんでこんなポロッとでてんのよ！
思ったことが口に出るってこう言うことなのね
気をつけよ
もう手遅れだけど


「あ…ごめん何言ってんだろ忘れて…はは」

頭を押さえて地面を見た
絶対顔見れない‼︎見れない‼︎


恵は少し不機嫌な顔ていたが無視無視


「…おい行くぞ」

「え？どこに?」

「お前寮に行こうとしてたんじゃないのか?」

「そうだけど、恵も？」

「俺は硝子さんの所に用がある」

「いや寮と真逆だよ」


そう言ったが恵はズンズンと寮の方へ進んでいく

　
「別に私のこと気にしなくていいってばー」

「別にお前の為にじゃない。お前をいま1人で帰らせるのは違うと思ったから自分の意思で送ってるんだ、わかったか？」

「はい…」

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