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6話 ページ7

水希side

僕は今大ピンチっ!

なんと超・俊足飛影くんに捕まってしまった。

妖力を感知し遅れたのか、見つかっていたようだ。

右手で子猫のようにガッチリホールドされ、動けない。

飛影「お前…だれだ。」

そんなやり取りをしていると、蔵馬くんたちも追ってきた。

ーーー

『ちっ…ちがうんです…』

飛影「何が違う。」

『ぜっ、全部です…』

飛影「あ?」

『ひっ…ごめんなさい…』

飛影「だからなぜ謝る。」

幽助「漫才かよ。」

桑原「飛影離してやれよ。怯えてんじゃねぇか。」

飛影「フッ…B級以上の妖怪が怯える?とんだ笑い話だぜ。罠に違いない。」

『僕っ、E級妖怪なんです…!』

途端、飛影くんの手がパッと離れた。

思わずその場にヘナヘナと座り込む。

蔵馬「大丈夫?飛影が申し訳ないな。」

『大丈夫、です…あ、すみません…』

蔵馬くんが手を差し伸べてくれたのでそれに捕まりながら立ち上がる。

蔵馬「君、名前は?」

『ミズキっていいます!水に、希望のキで、水希です。』

ーーー

『僕の家系は悪魔族なんです。本来僕は幼いときから戦闘のための修行をするはずだったんですが、臆病な性格のせいで、戦いというモノ自体、向いてないみたいで…』

蔵馬「修行は受けず…いや、受けられず、知能だけが成長していった…」

『はい…なので、本来僕はA級妖怪として生まれてきたんです。』

蔵馬「バトルランクはFランク以下のままで止まり、知能レベルは悪魔族にふさわしい、Aランク。」

『はい…恥ずかしながら…』

飛影「悪魔族がなぜ人間界へ来た。」

『あ、それはコーくん…コエンマの命令で…』

幽助「コエンマだぁ!?」

『ゆーすけくんが霊界探偵に任命された直後から、僕は君たちの監視役として、人間界に送り飛ばされてきたんです。』

幽助「直後だと…?」

『僕は君たちの成長を、ずっと見守ってました…』

蔵馬「君“たち”?」

『うん。僕は蔵馬くんがお母さんのために動いてたことも、飛影くんがけいこちゃんに意地悪してるところも、全部見てました。陰ながらですが。』

桑原「お前けいこちゃんに何したんだ?」

飛影「・・・。」

『前の四聖獣との戦いで、飛影くんの心が変わり始めていたのも、ね。』

飛影「貴様死にたいのか。」

『ビクッ)ごめんなさい…』


『と、とにかく、僕は君たちの敵ではないです!断じて!なんなら味方なので!いつでも頼ってください!弱いですが…』


今日から正式に仲間(仮)になりました。

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- 神作品だ。 夢男の性格中の人とそっくりだし♪ 更新待ってるよん!♪ (12月22日 1時) (レス) @page33 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プラス. | 作成日時:2022年1月21日 17時

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