お似合い ページ9
・
小さな花束は、
元々、何かきっかけでお礼が出来たら…と
私なりに考えていた事で。
だけど、実際もう助けて貰った時から4ヶ月も過ぎてしまって。
挨拶を交わす程度の仲なんだけど
それでも私の日常の中には充分すぎるほど
朝の挨拶が当たり前になってた。
ジェジュンさんが選んだオレンジの薔薇は
私も毎日見ては元気を貰っていたから。
この機会に、お礼という形で
ジェジュンさんの元に届いてよかった。
｢これ、もしかして……誰かへのプレゼントのつもりでしたか？｣
JJ｢え？｣
あげたけど、少し不安に……
そのつもりだったら、私からのプレゼントになっちゃって申し訳ない。
JJ｢あー……実は……｣
｢嘘、やっぱり？どうしよう……ごめんなさい｣
JJ｢いや、実は………俺が買って。
Aさんにそのままあげようか、なんて。｣
｢え？｣
JJ｢キザな事一瞬考えてて(笑)
お祭りにも行けないで仕事頑張ってるAさんへのプレゼントとして。｣
｢あぁ……それはジェジュンさんも同じでしょ？｣
私への、プレゼントのつもりで？
JJ｢けど、これは有難く俺が貰います。
家に花なんて飾った事ないから。
嬉しいし、楽しみ。｣
無邪気に笑う、ジェジュンさん。
この人は、きっとこういう人なんだ。
花を飾ることを楽しみだと言ってくれる。
私に、プレゼントをくれようとしてくれる。
人の為に……考えて、行動する人で。
・
・
この日から
私とジェジュンさんは
顔見知りから、友達……になった。
友達っていう言葉が正しいのか
わからない。
それからすぐに秋になり、
ひまわりもすっかり店から無くなった頃には
敬語も取れて、呼び捨てが似合うようになった。
・
・
ジェジュンといると、
楽しいよ。
今、秋のカフェで、
不似合いなクリームソーダを一人で飲んでる私は
待っても来ない、大和の事を
諦めきれないでいる。
その事は、
ジェジュンは知らないし……
�猗犹瓩い襪痢���
そう聞かれたら、いるよ、って
言うんだろう。
聞かないで欲しいな、って
思ってる私も、弱虫なんだから。
だから、大和は私の事を離さない。
私も、離れられない。
お似合いなんだね、結局は。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 498人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuyu(プロフ) - alexisさん» 良かった、終わりになって。ここからはもう、大和に縛られること無く。けどこういう奴は怖いから、出来れば引っ越してほしい… 別れ、なんだと思うんだけど…どうだろー。繋がるのかな。。ね、ほんと明るいパッパラパーの話書きたいｗ (2018年12月4日 12時) (
レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - yuyuさん» おぉ…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ…良かった！鍵も返ってきた。……しかし、ジェジュンとも別れるんだねー。“別れ”なのかな？？2章をお待ちします。そろそろ明るい楽しいお話も読みたい！かもー(*´∀｀)です☆ (2018年12月4日 0時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - alexisさん» こわいこわい！(笑) ほんと、怖すぎー！ そう、立ち向かえヒロイン！さよならしよう。まっさらになったら、大切なものが見えてくるかも(T_T) (2018年12月3日 18時) (レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - yuyuさん» コワいコワい！けど、立ち向かわないと！もう既にD Vだと思う。耐えて！堪えて！ガンバレ！新しく生きる為に幸せに笑う為に！人生を諦めるな！！ (2018年12月3日 17時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - alexisさん» そうなんですよー！相手の幸せを願ったから、一人ぼっちではないよ！ヒロイン。怖いけど……一歩踏み出したから。きっとかわれるよ！ジェジュンは助けてくれるだろうけど、今はそうじゃない時だから。 (2018年12月3日 12時) (レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuyu
| 作者ホームページ：https://twitter.com/6y0u0y2u?s=09
作成日時：2018年9月18日 1時
