君に会いたい ~jaejoong~

引き戻される涙 ページ43

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ジェジュンの告白のすぐあと。




大和が家に来た夜……



年末から実家に帰る事を告げると


不機嫌になる。




寂しいって、言われると……


どうしたらいいのかわからなくなる。






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｢ごめんね、最近帰ってなかったし。
むこうは雪も多いから、心配なの。｣


大和｢いつ帰ってくるの？｣


｢1月4日に帰るよ｣


大和｢地元の仲良い男とかいるの？｣


｢………いないよ、みんなもう同級生は結婚して家庭もあるし。
集まったりもしないから。｣


大和｢Aは、俺の事心配しないのな？｣


｢………心配って？なんの？｣


大和｢俺の浮気とか疑ったことないじゃん？
やきもちもやかないし。｣


｢あぁ……だって。
疑っても仕方ないから。
疑うよりも、信じたいって思ってる。｣


これは、大和にだけじゃなくて
私の信念だから。





大和の表情が曇る。


この感じ、いつも怖い。



空気が変わる瞬間……



大和｢俺が、信じてないって言いたいの？
つまんない嫉妬で、小さい男だってバカにしてんの？｣


｢違うよ！｣


大和｢いつも、俺の言う通りにして
心の中では笑ってんじゃないの？｣


｢違う、どうしてわかってくれないの？
私が、今までどんな気持ちで……
大和といたか、わからないの？｣





泣いてしまいそうだった。



だけど、弱いと思われたくなかった。







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クッションが飛んで、
テレビ台の横のポトスが倒れる。



大和｢………これ以上言うな｣





立ち上がり、

倒れたポトスを拾って。




大和｢…………A、こっち来て｣




｢ごめん……もう、やめよう。｣



大和｢…………うん、ごめん。もうしないから
こっち来て。｣



｢そういう事じゃなくて……
大和といても、辛いの。

今までの幸せな思い出があったから、
ずっと続けばいいと思ってたけど。

………もう、終わりにしよう。｣








目を見て、言えない自分がいた。

この時は、伝えることに精一杯だった。



怖かった、辛くて、悲しかった。



大和に別れを言う日が来るなんて
思わなかったし。


ずっと、二人は一緒にいると思ってたから。



寂しくて、悲しくて……

弱さは伝わってた。







きっと、大和は私の事をよく知ってる。


私が思っているよりもずっと見てる。






大和の涙に、

身体は引き戻されて……


心はどうなのかな。



素肌に届く、涙と熱




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