小さな恋のものがたり

5 Tside 散歩日和 ページ5

今日は２人共仕事が休みなのもあって
どこか出かけたいなって思ってた


「さーちゃん、天気もいいし出かけようか？」


紗弥加は満面の笑みで


紗『…今日は家でのんびりしたいの』

「……」

紗『裕太も一緒にゴロゴロしよ！』


せっかくの休みだしもったいないな…


「俺はちょっとだけ買い物でも行こっかな？」

紗『えーっ。裕太と一緒がいいー』

「じゃあ、出かけようよ」


一緒がいいって言いながら、腰を上げようとしない…

俺が家でゴロゴロでもいいんだけど

そんな気分じゃなかったから紗弥加を置いて部屋を出た



丁度その時…


隣のドアも開いた



『こんにちはー』


…Aさん／／／


「こんにちは／／／」


スナギモを抱いてて、散歩なのかな？


「お散歩ですか？」

『はい、お天気もいいから散歩日和です。』


Aさんに近づいて、スナギモの前足を握り


「スナギモーよかったねー！」


『玉森さんに会えて喜んでますね、スナギモ』


／／／俺の方がちょっと喜んでるかも…


「スナギモが喜んでくれてるなら、俺も一緒にお散歩行っちゃおうかなー？」


『…／／／えっ？』


「えっ？／／／」


なんかAさん照れてない？

気のせいかな？

うっすら顔が赤い気がする…



「…いやっ、、あのっ、、すいません…冗談です。
一緒になんて俺邪魔ですよね…」


『…いえ、、その…よかったら一緒に／／／

ご迷惑じゃなければ……』



いいのかな？


散歩くらいいいよね？



「喜んで。俺も天気よかったから、ブラブラしようと思ってたんで。」

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