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――藤ヶ谷side――



Aちゃんを食事に誘った。




イタリアンにしたけど、Aちゃん好きかな?




時間より早く着き過ぎちゃった。




コツン、コツン、



ヒールの音が席の前で止まる…



『こんばんは。お待たせしました。』


やっぱり可愛い///前より大人っぽくなってる。


「来てくれてありがと。」


久しぶりだな、こんな楽しい食事。

Aちゃんとがいるだけで、景色が変わっていく。


『今日はありがとうございます。ごちそうになっちゃって、すみません。』


「いーえ。楽しかったよ。」


まだ帰したくないな……迷惑かな?



「…あのさっ、、もうちょっといいかな?」


少し困った顔をしたけど、優しいAちゃんは"少しだけなら"って言ってくれた。



近くのBARに行く事にしたけど、ありえない…

休みって、何で今日はなんだよ!


「ごめんね…」


クスクス笑ってるAちゃんが


『よかったら、ウチに来ますか?すぐ近くなんですけど…』


予想外の話で動揺してしまった!


「いいの、部屋にあがって?」


『狭い部屋ですけど。』



通り道のコンビニでお酒とつまみを買って、Aちゃんの部屋に向かう。



Aちゃんの部屋は、きちんと整頓されてて可愛らしい家具が置かれていた。


お店が休みでラッキーだったな。


「何か手伝おうか?」

『じゃ、グラスを出してもらえますか?』

俺がグラスの準備してる間に、パッパッとおつまみを盛りつけテーブルに運んでる


「よし、飲みますか!」


『「乾杯!」』





Aちゃんがウトウトし始めた…
お酒弱かったよな?

あっ、もうちょっとで首カクンってなりそう。


フフッ、可愛いよ。


カクン


『…あっ!スミマセン。寝てましたよね私?』


「遅くまでごめんね。そろそろ帰るよ。」


『…はい。』


「寂しいなら、居てあげてもいいよ。」


『…えっと、、大丈夫です。』


「ハハハッ、真面目に答えないでよ。冗談だし。」


こういうとこも好きなんだよな。


少しだけ、いいかな…



Aちゃんを抱きしめた。逃げようとするから強く抱きしめた。


『藤ヶ谷さん、離して…』


「ヤダ……。もう少しこのままでいさせて。」


抵抗しなくなったから、力を緩めて優しく抱きしめた。このまま押し倒したい理性を保ち、気持ちを落ち着かせた。


「ありがと。また、来るね!」


そう言い残して部屋を出た。


少しは俺の事……意識してくれたかな?



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設定タグ:玉森裕太 , 北山宏光 , 藤ヶ谷太輔   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:yuna | 作成日時:2018年3月3日 20時

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