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横「おーーい。おーーーーい。」
遠くから
横尾さんの声が聞こえる……
???
横尾…さん??
ハッとして飛び起きると
目の前には横尾さんがいた……
今何時??
テレビ付けっぱなしで
寝てるなんて……
『…………ごめんなさい。ムダな電気代を使ってしまって、、、』
横「ほんとだよーーー!
……って、そんなことで怒ったりしないし。」
頭をクシャって撫でられ
こっちにおいでって言われた。
そこには
美味しそうなパスタが作られていた。
『わぁ。すごく美味しそう……』
横「熱いうちに食べよ。早く座りな。」
横尾さんの前に座り
一緒にいただきますって
手を合わせた。
『おいひぃー。』
横「ふふふっ、頬張りすぎ。リスみたいだよ。
まるでミツだな。」
あまりにも美味しくて
口いっぱいに頬張った。
『………ミツ?』
横「あぁ、何でもない。」
『本当に美味しいです。』
横「でしょ〜。」
『こんな私に本当にありがとうございます。
横尾さんに何を返せばいいか……
何も持ってないので、、、
あげれるものは……この身を捧げるしか……』
横「ぶっ、、ゲホっ………」
美味しいパスタを
横尾さんは吐き出してしまった。
『大丈夫ですか?お水、お水飲んで下さい。』
横「成ちゃんが変なこと言うからだよ。
この身を捧げるって……何を言ってんの!?
そんなの望んでないからね!」
『ごめんなさい……。』
怒られちゃった……
横尾さんは誠実な人なんだな。
横「そういう事を簡単に言っちゃダメだからね!
俺じゃなかったら、本当に襲われちゃうから。
いい?もうそんなこと言わないでね。
……何も返さなくていいから。
成ちゃんが前を向いて生きていってくれればいい。
何も返さなくても、ほっぽり出したりしないから
安心しな。ねっ?」
どこまでも優しい横尾さん。
なんだかお母さんみたい……
そう思ったのは
内緒にしておこう。
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作者名:yuna | 作成日時:2019年3月5日 20時