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火事の起きた寮まで
ゆっくりゆっくり歩いた…
もしかしたら
あれは私の寮じゃないかも……
そんなくだらない事を考えながら
歩き慣れた道を行く。
上京したての頃は
この道をワクワクしながら歩いてたっけ…
希望に満ち溢れてたな、、
お母さんに
やっと楽をさせてあげれるって…
、
、
、
____跡かたもなく焼け落ちている
まだ焦げ臭い匂いを残して
全てが真っ黒だ…
私のこの先の人生みたい。
お先真っ暗ってやつかな……
目を瞑り
踵を返し
しっかりと目を開け
横尾さんのマンションまで歩いた。
ちゃんと現実を受け入れよう。
マンションに戻り
部屋を綺麗に掃除した。
大体が綺麗だったから
そんなにすることもなかった。
水回りも完璧だったし…
料理好きだからそうだよね。
後は、、、
洗濯とかかな?
勝手にしないがいいかな?
こだわりありそうだし……
、
一応晩ごはんのこと
聞いておこうかな。
どこかで食べてくるかもしれないよね。
A成瀬です。お仕事中すみません。晩ごはんはどうされますか?家で食べるなら私が準備しますけど……。
さすがに仕事中に
返事はこないか……
横尾さんって
何のお仕事してるんだろ?
横尾俺が帰ってから作るから、今日はゆっくりしてていいよ。
私の料理じゃ不満ですか……。
ゆっくりって、、何をすれば……
Aテレビ見てもいいですか?
横尾そんなの聞かなくていいから。好きにしてて。
一応聞いた方がいいと思ったんだもん。
電気代かかるし……
テレビつけて
ニュース見たりしてたら
いつの間にか眠っていた。
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作者名:yuna | 作成日時:2019年3月5日 20時