23 本当の恋敵 ページ23
待ち伏せ二日目……
同じ場所でAちゃんを待っている。
深呼吸…………
、
、
、
今日は一人だ！
昨日の男も追ってこないし、今日がチャンスだ。
、
、
堂々と前から行った。
「お疲れ様………Aちゃん。」
『玉森さん……どうしてここが？
そっか……俊くんに聞いたんだね。』
「うん、宮田に聞いた……ごめんね、勝手に聞いて。
でも、ちゃんと話したかったから…」
落ち着いて話せてる……よかった。
『この間の事ですよね？……気にしてないですよ。
玉森さん酔ってたんですもんね。』
「ごめんね、いきなりあんな事しちゃって……
でもね、軽い気持ちとか酔ってるとか、そんな事でキスしたんじゃないんだ。
それは信じてほしい……」
『あの……人目気にしなくていいんですか？
ここ結構人来ますよ……
ちゃんと周りを見て下さい。
玉森さんは芸能人なんだから……。』
周りを見ると人通りがあって、俺なんかよりも
ちゃんとわかってる。
宮田がの幼馴染なだけあるな……
「ごめん、場所で変えて話してもいい？俺、車で来てるから乗ってくれる？」
『それこそダメに決まってます。誰が見てるかわからないんですよ。
この間も言いましたよね？撮られたらどうするんですか…。』
少しのため息を零し、真っ直ぐ俺を見て言った。
『俊くんに迷惑かかるような事はしたくないんです。ずっと頑張ってる姿を見てきたから……
もし問題が起きて、俊くんに会えなくなるのは嫌なんです。』
「宮田……？」
……
Aちゃんの言葉の裏には
宮田に対する想いなんだと気付かされた…
俺とのスキャンダルの心配ではなく、宮田に迷惑をかけたくないというAちゃんの想い……
そうだったんだ……
俺、、、全然わからなかった……
「Aちゃんは……宮田が好きなの？」
本当は答えなんていらなかったのに……
『好きです……昔も今も変わらず好きです。』
とても切ない表情で俺に伝える、、、
本当の恋敵は宮田だったのか……
「そうだったんだ、そんなの知らずにここまで来てごめんね…」
俺は想いに蓋をした……
もう二度と開かないように、重い蓋をした……
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yuna(プロフ) - karin11081206さん» コメントありがとうございます！楽しみに待っていてくれて、とても嬉しく思います☆明日も更新するので、是非読んで下さい。 (2019年1月12日 23時) (
レス) id: a2bc014d7e (このIDを非表示/違反報告)
karin11081206(プロフ) - 更新お疲れ様です！明日の更新が楽しみです！これからも頑張ってください。応援してます。 (2019年1月12日 18時) (レス) id: 24106bcb93 (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - ゆさゆささん» ありがとうございます☆毎日更新できるように頑張るので、よろしくお願いします☆ (2019年1月2日 15時) (レス) id: a2bc014d7e (このIDを非表示/違反報告)
ゆさゆさ(プロフ) - 新作おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年1月2日 11時) (レス) id: 3c7ecbb04a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuna
| 作成日時：2019年1月2日 7時
