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132 Tside お願いしますよー ページ31

早めに会社に出社した…






まだかなまだかなって、北山さんの出社を首を長くして待っていた…







来たーーーーーっ!!





「おはようございます!北山さん!」





挨拶をしながらグイグイ引っ張って端に連れて行った。



北「何だよ朝から!言っただろ?俺はそういう趣味はねえーって!」



「俺もないから安心してください!」



ってか、そんな事どうでもいいんだよ!



「北山さん……お願いがあるんですけど、、」




北「……ヤダ。嫌な予感しかないし。」



「お願いしますよーー」



北「捨てられた仔犬みたいな目で見んなよ!」



諦めてくれたのか話を聞いてくれるみたい。



「実は……今日、俺と飯食ってる事にしてもらえませんか?」



北「はぁ?!何だそれ?」





説明しないとわかんないよな?この人の事だから
何も聞かずにとかってないし…


.




.




.


北「それで俺と飯食う約束したって事?

ふぅーん、、、高田ちゃんとデートってわけね。

あっ、お前…今日帰らないつもりなんじゃねぇーの?

わかってるよな?ちゃんとゴム着けろよww」



本当にこの人ヤダ…



「…ちゃんと帰りますって。デートでもないし!
ゴムなんて出番ありませんから!

ただ…とっさに嘘ついちゃったから、、、」


北「…俺にアリバイ協力ね。上司を使いやがって。」


「…すいません。」


北「まぁ、いいけどさ……。嘘を重ねすぎると取り返しつかなくなるかもよ。」


俺もそう思う……

これ以上嘘は付きたくない…



北「…このまま嘘が本当になったりしてな。」


「えっ?……どういう意味ですか?」


北「高田ちゃんと付き合ったりして。」


「…あるわけないでしょ。そんな事。」


北「…俺にもAちゃんにも、、、内緒の出来事が起きたらどうなるかな。
2人だけしか知らないなら……誰にもわからないしね。」


「……ないですから。」


北「俺だったら付き合うけどな。だって自分の事、彼女がいても好きなわけだし。

うまくいけば楽しめるだろ?

あぁでも、お前はムリだな…。すぐ態度に出すから
すぐバレる。」


最低だ……

俺もだけど、、、この人はもっと最低だ…


「…俺もそう思います。浮気は向いてないですね。すぐバレる位ならしない方がマシです。」



だいたい浮気するつもりもないし!


今日は下見に行かなきゃいけないからだよ!


嘘は付いたけど浮気じゃない!!!

作者より→←131 Tside 文句言う男



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設定タグ:玉森裕太 , 北山宏光 , 藤ヶ谷太輔   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:yuna | 作成日時:2018年7月4日 11時

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