119 懐かしい匂い ページ18
――Aside――
ここがみっくんのマンションか…。
緊張しながら番号を押す。
北「…今開ける、勝手に玄関入ってきて。」
エレベーターに乗りみっくんの部屋まで…。
あっという間につき、言われた通りにドアを開け
玄関まで入る…
北「…中に入れよ。」
みっくんの匂い……
部屋の中は懐かしい匂いがした。記憶に残っている香り…。
北「適当に座れば?」
『…うん。』
ソファーに腰掛け、何から話せばいいか悩んでしまってた。
北「当然…玉森のことだよな?」
『うん…。』
北「だよなー。少し期待したのにな、、、″やっぱりみっくんがいい″なんてさ。あぁー残念。」
みっくんは私が話やすいように冗談まじりに言ってくれたんだ。
『…ごめんね。裕太のことで聞きたいことあってね…。』
北「高田ちゃんのこと?」
『どうしてわかったの?』
北「言ってたからさ…Aと会ったって。
まぁ、聞いたのは藤ヶ谷からだけどな。」
あの時の人…。
そっか、みっくんとも一緒だもんね。
北「でっ?何を聞きたいの?」
『…その、前に見た、、裕太とキスしてたのって…。』
北「そう、…高田ちゃんだよ。やっぱり気付いた?
まぁ、2人はキスする仲ってことだな。
それ以上のことは俺にもわからねぇーけど。」
キスする仲……
みっくんはどこまで知っているの?
『菜々さんは、裕太のこと好きだよね?』
北「んー、そうだろうね。わかりやすいだろ、アイツ。」
『…裕太は?裕太は菜々さんのことどう思ってるの?北山さんはなんか聞いてる?』
北「玉森?なんで玉森の気持ちを俺が話さなきゃいけないの?
もし俺が嘘ついたらどうする?信じるの?」
『…北山さんは嘘つかないでしょ?』
北「信じてないだろ?俺、お前を裏切った男だよ。
そして今でもAが好きだって言ったよね?
そんな男に彼氏の相談すんなよ…」
『…ごめん、ごめんなさい…』
私も最低だ…
北「…泣くなよ。ったく、、教えてやるから。」
みっくんは教えてくれた。
菜々さんはずっと裕太に片思いしてて、BBQのキスはゲームだったこと…
プロジェクトが一緒になって、菜々さんは裕太のパートナーで…
菜々さんを送ってる時に、菜々さんからキスされたこと。
きっとあの時の違和感はこれだったんだ…
口紅と香水…あれは菜々さんの、、
北「後は…見たわけじゃないけど会社でキスしてた。多分……玉森から。男の勘だけど。」
裕太、、から?
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作者名:yuna | 作成日時:2018年7月4日 11時