116 醜い私 ページ15
――高田side――
わざと彼女と一緒にいる時にラインを送った。
2人の中が壊れればいいと思って…
温室でぬくぬくと裕太さんに愛されてる彼女が羨ましかった。
彼女に私の存在を知ってほしかったの。
裕太さんを疑って、裕太さんが彼女に嫌気が差せばいいと……醜い私の考え。
それでもいい……
あの人が私の方を向いてくれるのなら
あの人が愛する彼女だって傷付けることもできる。
好きな人を作るなんて…ただの強がりだから。
今日も裕太さんが好き…。
でももう言葉にはしない。″好き″って言葉は使わない。伝えない…。
言わなくてもわかってるはずだから…
あんなに私が好きだって言ってたのに言わなくなったら…裕太さんは気になるでしょ?
.
早く朝になってほしい。
そしたら今日も一緒にいれるから…
彼女よりも一緒の時間を過ごしているのは私なんだよ。
彼女さん、、、今のうちですよ。裕太さんの隣にいれるのは……
私はあなたから裕太さんを奪います。
あなたよりも裕太さんを愛しているんです。
悪いとは思わないから…
だって、恋なんてそういうものでしょ?
誰にも邪魔されない恋なんてないんだから。
.
.
.
______
思い詰めたように私を見る裕太さん…
きっと苦しいんだよね。
彼女を裏切った思いが裕太さんを苦しめてる。
大丈夫だよ……
私が全部受け止めるから。
あなたの悲しみも苦しみも、全て愛情に変えるから。
だから…後悔しないで。
私が傍にいるから……。私を愛して……。
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作者名:yuna | 作成日時:2018年7月4日 11時