162 揺らがない気持ち ページ31
――Aside――
『…嘘は、、、いつかバレるよね?』
北「俺達の事?……黙ってる事と嘘は違うんじゃない?
それに…相手を想っての事なら嘘をつく事もあるだろ?」
『…優しい嘘?』
それって本当に優しい嘘なのかな。
北「俺は、、、お前に嘘をつけなかった。今さらだけどな。」
『……あの日の事?』
ゆっくりみっくんは頷いて、遠くを見てる…
北「俺があの日、言い訳してお前に縋ったら
俺たちはまだ一緒にいれたのかな?」
みっくんが私に縋ったら、、、?
私は許していたんだろうか?
『……いないと思うよ。もうムリだって思ったもん。』
北「じゃあ何で……何で玉森とは一緒にいるの?
アイツだって、、、浮気してんじゃん!」
『……好きだから、、裕太の事…好きだから…
私には裕太しかいないの。』
北「俺がいるよ………誰よりもお前のこと知ってるし、誰よりも愛してるのは俺だよ。」
『終わったんだよ……北山さんとは。』
冷静だった…こんなにも好きだと言われても
揺らがない気持ちがあるんだよ。
私…前よりも強くなったでしょ、みっくん。
北「まだ俺は終わってないから……。」
初めてこんなみっくんの顔を見た…
悲しく笑うみっくん。
再会なんてしなければよかったね。
そしたらこんなに辛くなる事もなかったのに…
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作者名:yuna | 作成日時:2018年7月22日 8時