134 Tside 日本酒 ページ3
仕事が終わって、菜々ちゃんの会社に迎えに行く。
下見を兼ねて食事するんだけどね…。
北山さんの言うとおりデートといえばデート…
でもデートじゃないから!
高『裕太さん。お待たせしました//』
「お疲れ様。じゃ行こっか。」
何件かリサーチしてたみたいで、その中から良さそうなお店を選んで食事することにした。
すごいお洒落な和食屋さん。
知らなかったら和食屋さんとは思わないな。
高『素敵なお店ですね。』
「そうだね。ここなら北山さん文句言わないんじゃないかな?」
出された料理も美味しくて、日本酒とよく合う。
仕事の話や…たまーに藤北コンビ上司の愚痴で盛り上がる俺たち。
.
高『もうすぐプロジェクトも終わりですね…』
「うん。…でもすごくいい経験させてもらったな。」
高『私もです。でも……寂しくなっちゃいますね。もうすぐ裕太さんに会えなくなるし…』
少しは俺も寂しくなるなって思うよ…
いつも菜々ちゃんは明るくて仕事のモチベーションを上げてくれてたし、俺も菜々ちゃんに負けないように頑張ってきたから。
「北山さんと藤ヶ谷さん仲いいし、たまには集まるかもしれないよ。」
菜々ちゃんの寂しいは……俺に会えなくなること。
だからみんなで集まることなんて、どっちでもいいんだ。
高『……また2人で会ってもらえないですか?』
「ごめん………それはできないよ。」
高『今日は2人で会ってくれたのに?』
「今日はさ、、また違うでしょ?会社の事でなんだし…」
なんか俺…言い訳してるみたい。
少し飲みすぎたし…もうそろそろ帰ろうかな。この日本酒、、美味すぎなんだよ。
高『そうですよね、わかってます。どんなに一緒にいても気持ちは平行線のまま……。交わることはないんですから。』
「……、、、、」
「……そろそろ帰ろうか?ちょっと飲みすぎたし。」
ヤバイ…この酒、、後からくる…
早めに帰ったがいいな…。
高『裕太さん、大丈夫ですか?顔、赤いですよ。』
「そう?……大丈夫。少し酔が回っただけだから。」
会計を済まし、タクシーを拾うために道に出たけど
なかなか捕まらない……
ハァーッ…なんかふわふわしてきた。
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作者名:yuna | 作成日時:2018年7月22日 8時