小さな恋のものがたり5 (ページ2)

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133 Kside アリバイページ2

――北山side――

「高田ちゃん、今日下見行くんだろ？」

高『そうですけど、裕太さんから聞きました？』

「…まぁね、、、ってか…嬉しそうだね。」

いつもに増してウキウキしてんだよな。

高『初めてなんで……その、、裕太さんと２人で夜出かけるの。だから嬉しくて／／』

北「じゃあ、いいこと教えてあげようか？」

目をきょとんとさせて不思議そうな顔してる。

高田ちゃんにとっていいことだよ…

「玉森さ、今日のこと彼女に内緒にしてるよ。

なんか俺と飯食って来るって言ってんだって。」

意味わかってない顔してるな、、、

「早い話……高田ちゃんを帰したくないからじゃないの？彼女に内緒ってことは、高田ちゃんを意識してるからだろ？」

俺は高田ちゃんを煽った…

高『……／／まさか、、そんなのないですって。

ヤダなぁー、北山さん／／』

そう言いながら、満更でもない顔してるじゃん。

何気に期待してんじゃないの？

北「意外と玉森もその気だと思うけどね。

わざわざ俺にアリバイ頼んできたし。

あっ、俺がこのこと言ったの内緒だからね。」

高『…はい／／大丈夫です。』

玉森と高田ちゃんが、どうにかなればいいと
思ってた…

可愛い部下を落とし入れるようなマネして
最低な上司に俺はなったんだ…

こんな事してでも
A……君を手に入れたかった。

君がひどく傷付いてもいいと思えた。

その傷は俺が癒してあげるから…君の全てを守りたいんだ。