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2人で歩いて帰ってたら
夕陽がとても綺麗で立ち止まっていた
『綺麗…』
視線を感じて隣を見たら
裕太くんがこっちを見てて
ニコッて笑ってた
『////』
「綺麗だね」
その笑顔にキュンとしてしまって
心臓がどうにかなりそうだった…
裕太くんがゆっくり私に
近づいて来た時
俊「A!」
俊介が駆け寄ってきた
裕「………」
『俊介?どうしたの?』
俊「お前こそ、何してんの?」
俊介が裕太くんを睨んで、私の手を引く
裕太くんを見ながら
俊「誰?」
『お友達の裕太くん…送ってもらってたの』
「玉森裕太です。」
俊「ども。Aは、俺が送るから。」
俊介が手を引っ張ってスタスタ歩き出した
『裕太くん、ごめんね、またね!』
「うん。また…」
すごく悲しそうな裕太くんの顔が
私の頭から離れない…
胸が苦しくなってきて涙が零れ落ちそうだった
何も言わずに早足で歩く俊介
何だか怖い。怒ってる。
『俊介、痛いよ…離して!』
ようやく離してくれてたと思ったら
俊「何で他の男といるんだよ!」
怒鳴られた
でもすぐ泣きそうな顔して
俊「俺の気持ちわかってよ…
ずっとAが好きだったんだよ…
他のヤツといるとこなんて見たくない。
俺の事好きじゃないの?」
答えを出さなきゃいけないんだよね
ちゃんと言わなきゃ…
私の気持ち。
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作者名:yuna | 作成日時:2016年10月13日 21時