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*
気まずい…と思いながら、小説を
読んでいると入り込み過ぎて
意外にも時間が経っていた………
ふと目の前の彼を見ると、同じ様に
小説に入り込んでいる…
あっ……
今頃気付いた。。
同じタイトル！！
何か嬉しくなって、ニヤけてしまった…
『ﾌﾌｯ///』
「……？」
ヤバい……私、笑っちゃった…
彼、びっくりしてる…恥ずかしい///
『同じ…………小説ですね………』
「…ホントだ！！偶然〜♪」
彼は、クシャクシャとした笑顔を
見せてくれた////
この笑顔に私の心臓は壊れるんじゃないかと
思うくらいドキドキが止まらない……
こんなにドキドキしたのは初めてだった。
深呼吸をして、気持ちを落ち着かせ
彼を見てみた…
気のせいかな…？彼の顔も赤い気がする…
*
こんなドキドキしたけど、そろそろ帰らなきゃ。
まだ雨止んでないなぁ〜↓
仕方ない！小降りだし、走ろう…
『相席ありがとうございました！』
「いえ…//偶然も嬉しかったです。」
彼はそう言いながら小説のタイトルを
指差した。
『マスターごちそう様でした〜』
「ありがとうございました。またおいで。」
手を振りながら店を後にした……
*
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作者名：yuna
| 作成日時：2016年10月13日 21時
