come home .58 ページ13
Aside.
いつもの放課後、
私は今日の日直の仕事で
いつもより遅く生徒会室へと向かった。
遅れたことにきっと佐藤くんは
嫌味を言うに決まってるから
ため息をつきながらドアを開けた。
聡 「あ。」
中にいたのはたった1人で、
やっと生徒会で慣れてきたのだけど、
一番面識のない、話したことのない人だった。
A 「ど、どうも。」
引き笑いになってしまった私を
笑いが抑えきれない様子で見ている。
この嘲笑われた感じ。
そしてなぜかジトッと見られている視線。
少しだけ顎を上げたドヤ顔。
佐藤くんに続いて、
嫌な感じがしていたのに…
A 「…暑くなってきましたね。」
我ながら自分が嫌いになりそうだった。
沈黙に耐えきれずに出た言葉は、
あまりにも不自然で、手紙の最初に書くような…
聡 「そうでもない。」
せっかく会話をスタートさせようとしたのに、
すぐに遮られてしまった。
A 「そ、そう？私が暑がりなのかな、あはは…」
笑えてない語尾に
さらに私の顔が引きつっていく。
聡 「藤宮さんって、一見クールそうなのに結構すぐ感情的になるよね。馬鹿みたいに！」
鋭い指摘が心に刺さる。
特に最後のひとこと、彼は笑いながら言った。
・
やっぱり苦手だ、この人。
あんまり話したこともなかったのに、
いきなりダメ出し…
聡 「でも、なんだろ。そんなに嫌いじゃないよ。」
鼻にかけたような声で、
なんとも上から目線の言葉に
私は硬直してしまう。
なんで同い年なのに
こんなにも上から目線なの？
生徒会に普通の人はいないな。
と、改めて確信した時。
ドアが開く音がする。
ゆっくりと見えたのは佐藤くんで、
朝のことを思い出して、またむかつく。
勝利 「わかる、わかる。」
一見、クールそうに見えて…
勝利 「小学校低学年っていうのかな？扱いやすい馬鹿具合だよね。」
本当はそうじゃない っていうのは、
私じゃなくて、
いつもいつも突っかかってくるこの佐藤くんにも言えることだと思う。
・
聡 「これ、佐藤くんにも言えるけどね。」
はっきりとそう言った松島くんに
佐藤くんが驚いて目を見開いた。
私がそれを見て、笑い出すと、
佐藤くんが焦ったように私の頬をつねった。
なぜだろう上から目線の松島くんを
この時だけはとても好きだと思った(笑)
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@佐藤勝利@ - 俺こんなに人気なんだね〜♪ 作者さん俺を恋愛小説に使ってくれてありがとう。俺これからもこの話の続き見たいので更新よろしくお願いします！ By勝利 (2020年12月9日 16時) (
レス) id: 78446ad809 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続き気になります(*≧д≦)お忙しいと思いますが完結まで執筆して頂けると嬉しいです！楽しみにしています(o^^o) (2019年7月16日 19時) (レス) id: 84713c49a9 (このIDを非表示/違反報告)
ケンティーガール - 更新もうやらないですか？ 続きみたいです！ (2019年4月7日 11時) (レス) id: fc8b5bc6cc (このIDを非表示/違反報告)
茉冬(プロフ) - 更新してほしいです！ (2019年4月1日 8時) (レス) id: 816271b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 更新して欲しいな！ (2019年3月23日 9時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：solar
| 作成日時：2014年3月24日 23時
