俺以外の"視える"人…… (ページ1)

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序章ページ1

俺は、夏目貴志。突然だが、俺はこの世の物で無いもの……妖という類のものが視える

今迄は、親戚の家を転々としていたんだけど
今は、藤原夫妻のお宅に住ませて貰ってる

そして、友人帳を預かる者だ
友人帳とは、祖母の夏目レイコさんが負かした妖怪の名前が募った物だ
妖怪達が言うにはとても強力なものらしい

俺は、その友人帳を持ち名前を返している
他にもこの友人帳を狙う妖怪がいる
1人は、いや……1匹は、ニャンコ先生
今は、俺の用心棒だ。と言っても用心棒らしき事をしてる所は余り見ないが……

滋｢貴志｣

夏目｢あ、はい！どうかしましたか？｣

滋｢実はね、今日からもう1人家族が増える事となったんだ｣

夏目｢家族……｣

滋｢塔子さんの親戚の子供でね、訳あって今日から預かる事となったんだ｣

夏目｢そうなんですか？｣

塔子｢えぇ、そうなのよ！でね、Aちゃんって言うんだけど、この町に来るのは初めて何だけど私も滋さんもお仕事だったり、用事があって迎えに行けないの……だから、貴志くんにAちゃんのお迎えを頼みたいのだけれど、いいかしら？｣

夏目｢はい！｣

塔子｢良かった～！それじゃあ、Aちゃんのお迎えよろしくね！これ、Aちゃんの写真よ｣

滋｢それじゃあ頼むぞ、貴志｣

夏目｢はい！滋さんも塔子さんも行ってらっしゃい！！｣

滋｢あぁ、行ってくるよ｣

塔子｢ふふ、いってきます♪｣

俺は、滋さんと塔子さんを見送り
駅前までAさんを迎えに行く事となった

ニャンコ先生付きで……