55 Yuya side ページ13
ただの、幼馴染。
ただの、幼馴染
呪文みたいにシャワーの中で唱えている
さっきのあの状況で、きちんと理性を保った自分をほめながら。
少し、疲れて寝ていたけど、
ソファの隣にAが来た時すでに起きてしまって
息がかかるくらいの至近距離で髪の毛なでられて
ほっぺた触られて
ふふーってわらって。
あぁ。もう。思考を振り払おうと頭を振る。
わかってる、幼馴染で距離がバカになってるだけなことくらい。
圭人のことを一番に想っていることも。
俺だったらあんなに悲しませないけど。
かなわなくても、それでも今こうして
Aが一緒にいてほしいといったのは俺で
お手上げっていわれるほどに理解してるのも俺で
笑顔にできるのも俺だから、
きっとそれも悪くない。
俺は、俺なりにできることをやるだけ。
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由依 - すごく面白いです。頑張ってください!続き楽しみにしています! (2017年10月22日 0時) (レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
岡本レン - 頑張ってください!!応援してます♪ (2017年6月24日 17時) (レス) id: 187fc57b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:けいとりん | 作成日時:2017年5月25日 17時