局長補佐はゲーマーです。

なんで ページ28

おふたりは道場にいるという。

あれ、土方さんサボり？？

というか、ゲームより稽古する神経がわからない……


沖田｢土方クソやろー！！サボりかぁ！！｣

バァン！！！と、どデカい音を立てて開け放たれた扉の先には________


沖田｢……桐鳥！！｣

桐鳥｢ふぇっ！？なんでアイマスク！？あの全然見えないんすけど！？｣

なんとかアイマスクをどけて、おふたりの姿を見る。


隠された理由がわかる気がする。

近藤｢…………トシ｣

土方｢……………アンタが着てねぇのが悪ぃ｣


全裸で稽古していらっしゃるおふたりがいた。



桐鳥｢…………ふぁ、あ、す、すみませ

とりあえず、沖田さんの後ろにそそくさと隠れる。

沖田｢桐鳥！？！？｣


見慣れたとはいえ、ガッッツリ見ちゃうなんて。

なんて言えばいいの、えっと、おっきいですねとか言えばいいの、え！？

えっと、とりあえず、えっと

桐鳥｢す、ごいです…ね……｣

そう言って、体の力が抜けた。
そこを王子様のように沖田さんが支え、抱き抱えてくれた。

あーなんかいい匂いする。

沖田｢桐鳥ィ！！！｣


顔が熱い。
沖田さんがめっちゃ呼びかけてきける。

あ、舌打ちした。

私は薄らと目を開けた。


沖田｢…混乱してまさァ、どうしてくれるんですかィ｣

沖田さんは鬼のような形相でおふたりを睨みつける。


土方｢…面目ない｣

土方さんは、上裸だけど服は着ていた。

お着替え早いなぁ……

一方近藤さんは………言わずとも察して欲しい。

近藤｢え、でも前に見られたときは

沖田｢近藤さん、全裸禁止にしまさァ｣

近藤｢なんで！？｣

沖田｢あたりまえでさァ！！！こんなかわいいかわいい部下を

近藤｢あれ！？総悟から見りゃあ上司

沖田｢部下でさァ！！！！｣

あれ、私って沖田さんの部下だっけ。

あれ、めっちゃ敬語使ってるけど、上司じゃないっけ。


土方｢俺の部下、てめぇの上司

沖田｢マヨラーの部下なんて認めねぇ！！桐鳥は俺の部下でさァ！！！！｣

土方｢マヨラー舐めんじゃねぇぞぉおぉおお！！！｣


土方さんが暴走してる音がする。

屯所の柱とか壁とかがやられてる音がする。


あーもう……いいや。



桐鳥｢えいっ｣


とりあえず、土方さんも近藤さんも

吹っ飛ばして土に埋めた。



あ、顔は出してるから。

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