私、いらない子なんだって。【青葉城西】

いらない子が11人 ページ11

お風呂から部屋に戻る途中、国見くんと金田一に会った。




｢国見くんと金田一、おつかれー！！｣





今日は嬉しいことが沢山あってテンション上がっている。






金田一｢おう、お疲れ！｣


国見｢……｣





引かれたかな？

いつもはこんなテンションじゃないから…






｢国見くん…どうかした？｣





なんか、いつもより雰囲気が違うような…。






国見｢…Aさ、青城にいるより他所のとこ居た方が楽しそうだよね｣


｢……え？｣


金田一｢おい国見、何言ってんだ？｣


国見｢さっきだって月島と話してて楽しそうだったし、音駒でマネ業してて嬉しそうだった。


……Aが笑ってるとこ、久しぶりに見た…。




もういっそ音駒に転校しちゃえば？
音駒はマネージャー居ないし、喜ぶと思うよ？｣


金田一｢おいやめろって！｣


｢え…？｣



え、今…。



国見｢…じゃ｣


金田一｢あっ、悪いA！｣




金田一は私に一言謝ると国見くんを追いかけ、


国見くんは少し寂しそうな顔をして私の横を通り過ぎて部屋に戻っていった。






そんな、本気じゃ…ないよね？



本気で言ってる…訳ないよね





まさか…ここまで嫌われてるとは思いもしなかったな…。




ここまでダイレクトに言われると、まるでどっかの漫画で矢が刺さったように、心臓が痛くなる。



ショックが大きすぎて、当分立ち直れそうにない。




音駒にいけ…か。




確かに音駒は皆いい人だ。


こんな私に優しくしてくれて、少なからず青城よりいい所だとは思った。




でも…それでも青城がいい理由はあるんだ。









例え誰一人として私のことを認めてなくとも、







例え独りだろうとも、






青城は居心地がいい…って、1度でも体感したら、





それを忘れることは出来ないんだ。







また、居心地がいいって思えるようになるって、





心の何処かで期待してるんだ。







それはまさに、バレーにハマる瞬間のような感覚








*⑅︎୨୧┈︎┈︎┈︎┈︎୨୧⑅︎*





近いうちに音駒編(夜久オチ)を

更新させていただきます！

いらない子が12人→←いらない子が10人

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す