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キーンコーンカーンカーン


「よーい、はじめ!」


カリカリカリカリカリカリ


鉛筆の音が教室に響く


そう、今日は定期テストの日


例年通りならテストなんて誰1人きちんと受けないだろう


だが今年はほとんどの生徒がしっかりとテストを受けている


それはこのクラスにある“賭け”が存在するからだ




【沖田Aに勝ったら今後どんなに指導を受けようと進学する事が出来る】




つまり留年しなくて済むということ


この賭けを提案したのは他でもない私だ


先生に「生徒のやる気をあげてくれ」と頼まれた


そろそろ教育委員会からの目が怖いんだと


そこで私は勝負ごとが大好きなこの学校の生徒に“賭け”という制度を提案した


案の定馬鹿みたいにのってきた


そして今に至る


こんな事して大丈夫かって?


まあ結果はすぐに出る








結果
国語 100
数学 100
英語 100
社会 100
理科 100







「「「「「ええええええええええ!!!」」」」」


生徒1「オール100って、、チートだよ、、」


生徒2「Aさんってこんなに頭良かったの、、」


生徒3「こんなの勝てるわけないよ」


生徒達から落胆の声が出る


「逆になんで出来ないの」


この点数は私が頭がいいだとか勉強をして来ただとか…そういう問題ではない


この高校の問題自体が簡単なのだ


レベルで言えば小学生


普通の高校生なら絶対に解ける問題


威「あちゃ〜負けちったか。勝てばAが何でもしてくれるはずだったのに」


神威は退学する事をペナルティだと思ってないから“勝てば私が何でもいう事を聞く”という条件


でも


「あんたやる気ないでしょ。答案、名前しか書いてないじゃん」


威「だってこんなのやらなくたって俺が無理やりいう事を聞かせるし」


「いや、聞かないし」


神威の点数は全て0点


答えが真っ白なところから、はなからやる気がなかった事が伺える


そしてこのクラスにはもう1人オール0点というある意味偉業を成し遂げた人がいる


「あんた、やる気があってもこれじゃあ今年も留年かね〜」


阿「やめてくれよ。俺は早く連続留年記録を終わらせたいんだ…」


「これじゃあ一生無理」


阿「これからどうすりゃいいんだ…」


満面の笑みで言ってやったら頭を抱えて本気で悩みだした


星「赤点だった奴は1週間後にもう一度テストを行う。そこで再び赤点をとった奴は即留年だ」





今日1番の悲鳴が上がった

10→←8



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ゆゆ(プロフ) - ポンテリングさん» コメントありがとうございます!訂正させて頂きました。ご指摘ありがとうございます!今後このようなミスが無いようにします。 (2017年10月13日 20時) (レス) id: 41860328a1 (このIDを非表示/違反報告)
ポンテリング - 夢主とっても強いですね! あと設定で都立夜兎商業高校となっていますが、正しくは都立夜兎工業高校ですよ! (2017年10月13日 20時) (レス) id: a61f051594 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2017年9月5日 23時

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