六子ファミリーへようこそ(マフィア松)

リクエスト ページ8

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「…ふー…」




松野ファミリーに雇われて早1ヶ月が経った。





任務が無い時も本当の家族みたいに接してくれて、家族という物が無かった僕にとっては僕自身が皆に対してどう接していいか分からなかった。





だからどうしても、壁を作ってしまうのはしょうがないと思う。






『また裏切られたどうしよう』

『仲良くなればなるほど期待を喪失させちゃう』





そんな負の考え事をベランダに煙草を吸いながらしていると、青いパーカーを着た人が来た









「…カラ松さん、どうしたんですか？」



「煙草を吸いに来た。Aも吸うんだな」



「まあそれなりには」



「夜は冷えるぞ。ほら、ブランケット持って来たから掛けておけ」



「…ありがとう、ございます」









…どうもこの人は苦手だ。この真っ直ぐな優しさにたじろいでしまう。



初対面で深〜いキスされたのも理由だけど、あーゆうのは慣れてるから



ふと、横を向見て見上げると何時ものキリッとしている顔顔ではなくて、ぼーっとしている顔だ。








「フッ…Aもついにこの俺の美貌に見惚れたか」



「…」



「…無言はキツイ」



「カラ松さんはなんで僕の事気にかけてくれるんですか」



「お前には笑っていてほしいからな」








いつの間にかカラマツさんと向き合っていたようだ。



見上げるとまっすぐで迷いのない眼



僕がじっと見つめてるからか、たじろぐから松さん







「…(綺麗な眼)」


「〜〜っ(綺麗な顔…じゃなくて！こ、これはキス待ち…と言うやつか！？)Aあの」









あれ？なんかカラ松さん近くない？



カラ松さんの顔がボヤけて見えなくなって来て…






「カッラ松ぅ〜〜！！！梨なくなるぞ…ってありゃ？お邪魔虫？」



「あ、兄貴…」



「ボ、おそ松さん？」






残り数センチ、と言う所でボスが声を掛けてきた。







「おそ松兄さん〜？あ、A！んもー寒いから早く部屋入りなよ、風邪引いちゃうよ？」



「…はいココア」



「あ、ありがとうございます…？」








カラ松さんは何を言おうとしてたんだろうか…まあいいか






ーー



(抜け駆け禁止だぞカラ松！すげーヒヤヒヤしたわー)




(しょうがないだろう…可愛かったんだ物凄く)




(まー分からんでもないけどな)




ーー





お気に召して頂けたでしょうか…不安です…

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