三体目 ページ5
そして部活後。
「お疲れ様っしたー！！」
あ、言い忘れていたが俺はバスケ部部員なのだ！
さらにはその能力と、部長の扱いに長けているので副部長を任せられた、というか押し付けられた。
「(さてと…)」
俺の親元は由緒正しい神社の元で育ってきた。だから俺も小さい頃ある程度除霊の仕方は教えて貰った。
中学までやってたが、それが人とは違うって分かってやるのをやめた。
「田中ー！！！悪いね、部活お疲れ様」
「おう神城！こいつらが俺の後輩だ！」
俺もついに先輩だーとかうるさいけどとりあえず無視。
「何なんですか？僕早く帰りたいんですケド」
「ごめんねすぐ終わるから！」
一通り自己紹介してもらった。あのオレンジ頭の子は俺の事怖がってたけどな。
「…うん、ざっと見た感じ日向君と、影山君だね。後は帰っても大丈夫だよ！ありがとう」
「僕達に何も言わないで残らせて、挙句帰っていいってちょっと常識的におかしく無いですか？」
「ちょ、ツッキー…」
笑顔でそう言うと、月島君が眉を潜めて怪訝そうに言った。
「うーん、それはそうだけどさ…今回は許してくれないかな？追々ちゃんと話すから」
俺も笑顔でそう言うと、渋々諦めて帰ってくれた。
今ここにいるのは、日向君、影山君、田中。
…やるか
ー
(何するんだろうな！影山！)
(うっせえ黙れボケェ)
続く
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作者名：ぽぽん | 作成日時：2015年10月9日 12時
