検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:34,161 hit

原因 ページ13

,









,





最近彼女の様子がおかしい。







話しかけても




『あぁ、うんせやな〜…』









そっけないというか少し疲れているような返事をしてくる。俺が原因なのか…?とか少しばかり考えてしまう。









最近はお互い忙しくて一緒に帰ることがほとんどなくなってしまった。









ある日の部活終わり、一人で帰るとAがいた。









少し早歩きをしていて急いでいるようだ。









,









いや待て、急いでいると言うよりは逃げているような気がする。









俺が原因だったらどうしようとかやはり考えてしまったが、何か悩みでもあるのかと俺は声をかけてみることにした。









「A…?」









『……倫太郎くん…?』









肩をビクッとさせて振り向いたAは恐怖の顔を浮かべていた。









「ごめん、俺何かした…?」









思わず聞いてしまった。









『…ううんそんな、違うんや』









そう言って俯くA。









「どうしたの?」









何かあったのだろうと俺は優しく声をかけた







「あのな、倫太郎くん……もし助けて欲しい言うたらどうしよう…?」









彼女は震えた声と助けを求めている顔で俺の顔を見てきた。そう言われた瞬間俺は真顔になり彼女の方に体を向けた。









「もしかしてつけられてる?」









そう小声で言うと頷くA









「わかった、とりあえず俺の方に寄って」









そう言ってAの腕をグイッと寄せた。









「とりあえず話は後で聞くから、家まで送ってくよ」









学校から出る時は部活に疲れて今すぐにも寮に帰りたいと思ってはいたが、彼女がこんな状況ならば動く他ない。









,









「よし、着いたねどう?今はいる?」









『おらん…』









そういいながら涙目になっているA









「良かった家に入ったらすぐ鍵閉めてね、いい?鍵閉めるまで俺見てるから」









うんうんと頷くA









そんな状況に俺は腹を立てていた。どこのどいつだよ付き纏ってるやつは、出てきたら金〇握りつぶしてやる









続きます…next

区別→←提案



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
196人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こーむ | 作成日時:2020年10月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。