【Ki】 ページ1
「俺、奥さんのこと愛してるけどそれでもいいの？」
私が入社した時からみんなの憧れの存在だった北山さん
それは私にとっても例外ではなかった
けれどすぐに気付いてしまったの
北山さんの左指に光るモノの存在に
「山田ってさぁ、俺の事好きなの？」
「えっ、何でですか？」
「いや、そーなのかなーって」
「そんな訳ないじゃないですかっ／／」
「ふーん、そっか」
「もしっ、もし好きだって言ったらどうするんですか？」
それから始まった北山さんとの秘密の関係
もう3年になった
会う場所は必ず決まっていていつものホテル
たわいない会話、繰り返される行為
北山さんが帰る時間は決まっている
「じゃ、俺帰るわ」
別れ際、いつも飲み込む言葉
『行かないで、』
決して隣で聴くことは叶わないけれど、
必ず北山さんは言ってくれる
「山田、おやすみ」
そしてまた一日の終わりにもう一度言うんだよね、
私の聴けないおやすみを。
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rico(プロフ) - 桃色フェアリーさん» コメントありがとうございます！隣でおやすみって言って、またおはようって言い合える関係になりたいものですね(；＿；) (2020年6月6日 2時) (
レス) id: 45ee002d3f (このIDを非表示/違反報告)
桃色フェアリー - 2人でおやすみとおはようって毎日出なくても良いから、言って見たいですよね〜私も言って見たい。たいぴーと〜 (2020年5月25日 0時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rico | 作成日時：2019年12月27日 17時
