【銀魂】真選組副長補佐をオトす方法２

伊勢屋篇 第二十四幕(49話)[夢主様side] ページ10

窓をぶち抜いて来ていたのは、神楽ちゃんの傘から放たれた弾だった。









「おのれ…お前ら、外にも仲間がいたというのか…」









「…そんな所ですね」









「仲間って訳でもねえけどな」









「おーいクソチャイナ、そのままやっちまえー」









「お妙sぐふうっ！？」









お妙さんがいないにも関わらずまたストーカー行為に及ぼうとする我らが局長近藤さんに腹パンをかました。









「何アルカ、クソサド。テメーなんかに指図される覚えはないアル。A姐、そこ下がるネ。
そのおっさんのドタマぶち抜くヨ」









その言葉と共に、私が反応する暇もなく神楽ちゃんの傘から発砲される。
それは見事に加藤の頭に命中した。
それでバランスを崩した加藤はそのまま梯子から
落下した。









「加藤さんんんん！？」









「い、一体どういう事だ！？」









「親方ァ！空からおじさんg」









「どんな状況でボケてんだ！とにかく救急車呼ぶぞ！」









その落下をきっかけに、下は騒がしくなりだした。
どうでも良いボケとツッコミが聞こえたが気にしない。









「神楽ちゃん！ナイス！」









「おうヨ！この報酬は酢昆布10箱で頼むネ！」









「何その絶妙な報酬」









ひと段落した所で、私の腕の中で小さく震えていた
四人が顔を上げた。









「もう…大丈夫なの？」









「うん、もう大丈夫だよ。ほら、早く出よう」









「…！うんっ！」









下が落ち着いたタイミングを見計らい、私達は長屋の外に出た。









長屋の外では、旦那と新八くん、そして神楽ちゃんが並んで微笑んでいた。









「ありがとう、神楽ちゃん。新八くんもね。
旦那、ありがとうございます」









「良いんだってそんな事。Aさえ無事なら」









何言ってんですか銀さん、と新八くんが呆れ気味に旦那の肩を小突く。









「ったく…万事屋に借りを作る事になるとはな。
俺たちだけでもどうにか出来たのに、無駄な事しやがって」









土方さんが苛立たしげに言うと、旦那は不服そうに返す。








「んだよ、折角助けてやったのにその言い草は？
多串くん、人の好意は素直に受け取るべきです」









「いやだから土方だっつってんだろ！腹立つなおい！」









最後に喧嘩勃発…
でも一応一件落着…かな？

伊勢屋篇 第二十五幕(50話)[夢主様side]→←伊勢屋篇 第二十三幕(48話)[夢主様side]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す