◆108 ページ9
「今頃マイキーは堕ちてるだろうなぁ。
真一郎を亡くし、妹も亡くし、苦しみの果てだ」
『ッぐ…、』
「もっともっと苦しませてやる」
私の首にさらに力を入れるイザナ。
『っ……ふ、ざけんなッ！！！』
私は片膝をつき、イザナの首目掛けて蹴り上げた。
が、イザナは簡単にそれを防いだ。
「ハッ、オマエ如きに蹴られるワケねぇだろうが！！」
『っが、！！』
そのままイザナに顔を蹴られ、
私の身体は数メートル飛ばされた。
口の近くを蹴られたらしく、口の端からも血が垂れた。
『ッげほ、！！』
「抵抗するだけ無駄なんだよ。
ここに連れてこられた時点でオマエの命はオレの手の中。
大人しくオレに殺されとけって」
イザナはゆっくりと私に近づき、
私の胸倉を掴んで自分の方へと引き寄せた。
『っ…』
「残念だなぁ、東卍は誰一人来ない。
オマエは誰にも助けてもらえずに死んでいくワケだ」
…誰も来ない？
『…そんなはずない』
「あ？」
『東卍は……来るよ、絶対に』
そう言い、イザナの後ろの方へいた稀咲を睨む。
「…やっぱりか。アイツは来るよ」
「は？何の事だ？」
「シッ」
稀咲が口に人差し指を当てると、イザナは黙った。
ブォンブォン、と
様々な排気音がどんどん近づいて来る。
『…はは、遅いよ……』
第7埠頭へと入って来たのは、
黒に金の刺繍の入った特攻服を着た集団。
「全員整列！！」
『遅いよ……タケミっち、千冬、』
東卍vs天竺の始まりだ。
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重岡ゆう毅(プロフ) - 華まるさん» 華まるさん、ありがとうございます！ぜひ続編もお付き合いください＾＾ (2021年9月22日 9時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - らっだぁ推しさん» らっだぁ推しさん、ありがとうございます！素敵だなんて…(o^^o)明日には続編出すので、ぜひお楽しみに！ (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - mikkyさん» mikkyさん、ありがとうございます！12年後のお話までは少し間があるので、どんな風になっているのかは、予想してみて下さい( ´-`) (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - まちゃさん» まちゃさん、ありがとうございます！花言葉は色々ありますが、続きを読むとどれが正解なのか分かると思います(´ω`) (2021年9月22日 1時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
らっだぁ推し - とても素敵な作品でした！p(^-^)q続き、楽しみにしています！ (2021年9月22日 1時) (レス) @page36 id: ea31be1e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年9月13日 15時
