七人目の創設メンバー３【東京リベンジャーズ】

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「オレらは13の時ネンショーで出会った。それが“極悪の世代”。
モッチーの罪状は“公務執行妨害”。
喧嘩を止めに入った警察官をボコボコにしたらしい」




修羅ってんだろ？と稀咲と半間に笑うイザナ。




「ムーチョの罪状は“傷害”」

「あれ？なんかフツーじゃん。モッチーに比べて」

「やられた相手は脊髄損傷で下半身付随だ」




…下半身不随？




「わぉ…え？車ではねたん？」

「コンクリートに投げつけられた」



そうイザナが言った瞬間、
ムーチョに乾が背負い投げされた。



「柔道か！」

「灰谷兄弟の罪状は“傷害致死”」

「それは知ってる。有名な“六本木灰狂戦争”だろ？」




灰狂戦争……
それは聞いたことがない。



「当時都内最大のチーム、六本木“狂極”。
その総長と副総長と灰谷兄弟はタイマンを張った」

『…それ、どーなったの』

「結果兄の蘭が総長を一瞬でノシて、
弟・竜胆対“狂極”副総長のタイマンに乱入。
竜胆に関節を決められてる副総長の顔面を必要以上に殴り続けた」




…灰谷兄弟はやっぱりやる事がエグい。
特に蘭の方。いつも警棒持ってるし。




「副総長は顔面陥没、頭蓋骨骨折で病院に運ばれたが、
しばらくして…死亡」

「13にして灰谷が六本木のトップに立ったワケだ」

「極悪の世代がそろった天竺。
東卍なんてどう足掻いたところで無駄。
この抗争、天竺の勝ちだ」




イザナのピアスが、からん、と鳴る。




足掻いたところで無駄？天竺の勝ち？



『…抜かした事言ってんなよ……』

「あ？」


『東卍が、天竺に負けるわけないだろッ！！！』









　






　




　





　




掴まれていた手首を、
イザナの顔に目一杯振りかざした。

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