七人目の創設メンバー２【東京リベンジャーズ】

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「聖夜の鐘までオレの勝利を祝福してる！！
無敵のマイキー破れたりぃぃ！！！」

「そんな…一発で…！！？」

『っテメェ……ふざけんなよ……ッ』

「大寿テメェェ！！！殺す！！！」





三ツ谷が大寿の元へ走った時、
倒れていたはずのマイキーが立ち上がった。




「聖夜(いのり)は終わった」

「もう止めとけ佐野万次郎。
テメェとボスじゃあレベルが違う。
オマエはボスの覇道に転がってる小石にすぎねぇ」

『っんだと……！』

「A」




アザ男を一発殴ろうと一歩前へ出ると、
マイキーに声で制された。



「今日一番の力でぶん殴ったんだけどな。
さすがに一発じゃ沈まねぇか。
無敵のマイキーはこんなモンか！？残念だ」

「…はぁ」



静かな教会に、マイキーのため息が響いて聞こえた。



「一発もらったのは自分への戒めだ」

「あン？」




























次の瞬間には、
大寿は床へと倒れていた。


『…え、』


早すぎて見えなかった。
マイキーが、一瞬飛んで、気付けば視界から大寿が消えた。



「ボス！！！」

「嘘だろ！？あの大寿が瞬殺…これが“無敵のマイキー”！！」


『あ、焦った……』

「クリスマスはね、兄貴と場地と走るって決めてたんだ」



マイキーは、ふと服の中からお守りを出した。



「兄貴のバブ(形見)に乗って場地のお守り(形見)持ってさ、
雪の中走ってたら一緒にいる気がして。
兄貴も場地もオマエらも、みんなオレの心(ココ)にいる」

『マイキー…』






マイキーは、とても柔らかな表情で胸に手を当てた。

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