【ツイステ】ひとりぼっちの吸血鬼【あんスタ】 (ページ2)

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覚醒ストレンジャー！ページ2

*

「そうなったら………奥の手だ！
　ふな“～～～～それっ！」

『んぇ……なに、ぃ……？
　あんみんぼーがい………？』

何かの声がして目の前の何かが燃える。すると見えてきたのは喋るたぬきのようなもの。どうやらそのたぬきは此方のことに気がついていいようだ。取り敢えず自分が入ってた箱から出る。

「さてさて、お目当ての……」

「って、ギャーーーーーー！！！！
　オマエら、なんでもう起きてるんだ！？」

「た、たぬき…？
　と…A様？！」

どうやら箱からでたことで気がついたらしい。
にしてももう一人の女の子は僕のことを知っているらしい。

「誰が狸じゃーーーー！！！！
　オレ様はグリム様なんだゾ！」

「まあいい。そこのニンゲン！
　どっちかオレ様にその服をよこすんだゾ！」

少し嫌な予感がしたので女の子をおれの方へ来るように手招きしておく。何かあったときに抱えて逃げれるようにだ。

「さもなくば……丸焼きだ！」

嫌な予感は当たっていたようだ。
取り敢えず混乱している女の子を抱いて走り出す。
走りながら周りを見渡してみるとあり得ないようなことが起こっている。少し疲れてきたので何処かで休もうと思いすぐそこにあった部屋に入ることにした。

『ここは……図書館…か？』

「ぇ、ぁ…ぇ…？」

『あ、そうだ。ね、君…お姫さまだったりするかな？』

「は、はいっ！
　A様をずっと推してて…」

『ふふ、嬉しいな。
　何時から推してくれてたの？』

「デビューから、ですっ！！」

『わ、そんなに前から…！あ、あの子かな…
　ふふ、ありがとう。お姫さま♪』

入ったのはどうやら図書館のようだ。
困惑している女の子に少し疑問に思ったことを聞いてみるとどうやら合っていたらしい。
にしても…おれのデビューって何時だ…？
前すぎて覚えていない…かもしれない。
でもずっと追い掛けてくれていた子がいるのは知っていたので恐らくその子だろう。

『うーん……にしても…
　ここはどこだろうね』

「オレ様の鼻から逃げられると思ったか！
　ニンゲンめ！」

「さあ、丸焼きにされたくなかったらその服を──」

ペチッ

おれたちの匂いを追い掛けてきていたのだろうグリムがやってきたかと思うとそのグリムは突然ムチで叩かれた。

「ふぎゃっ！？痛ぇゾ！なんだぁこの紐！」

「紐ではありません。愛の鞭です！」