無関心【名探偵コナン】

怪しい ページ11

コナンside



怪しすぎる。



あの睨み方、まるでジンのようだった。



(沖矢さん[赤井さん]に調べて貰うか)



ちささんが珈琲を飲んでる時コッソリ写真を撮った。




(喋らなければもっといいのになぁ…)


と写真を見て思う。



まぁいいや、工藤邸に行くか。


「ちさお姉さん、僕用事があるから帰っていい?」



すると俺の顔をじっと見るちささん。




綺麗に整っている顔。


何もかも見透かせそうな赤い瞳。



少しドキｯとした。



「ど、どうしたのちさお姉さん?」



『ふーん…』とちささんは言い



『どうぞお好きなように。後私を振り回すな』



光の無い瞳で睨まれた。


やべぇぞ…この人はただ者じゃない。



俺は逃げるように工藤邸に行った。



「赤井さん!!!一寸調べて欲しいのがあるんだけど、」


赤「ﾌﾞｯ…落ち着け、坊や」



赤井さんはビックリしたらしく珈琲を噴いた。



赤「それで調べて欲しいとは誰だ」



「この人だよ」




コッソリ撮った写真を見せると赤井さんは目を見開いた。



赤「ホーー、坊やでかした。私はこの人を探してたんだ」



な、何だと!?


「赤井さん、やっぱりこの人は黒の組織なのか!?」



赤「…いいや違う。我々一般人とは位が違うな。」



駄目だ、全然分からない…



赤「彼女は行方不明の皇族だ」



「皇族…?」



赤「あぁ、23年前の事件、坊やは知らないか。」



「た、確かその日いろんな国の皇太子や皇族の人達が集まったパーティで日本の陛下が暗殺された事件だよね?」




赤「そうだ。実は陛下を暗殺したのは黒の組織だ。でも組織の目当ては陛下ではない。



…この写真に写っている彼女だよ」

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