ううん、嫌い@夢音 ページ19
「…そう、なら勝負でもしましょっ」
ペンポーチが当たった頭を片手で抑えながら、私は言った。
あいつ等、女子3人は「勝負…？」と訝しげな顔をしている。
それがまた楽しくてたまらない。
「えぇ。これは結構時間がかかるわよ。
来年の今頃、私達は受験をするでしょ？
そこで、市内で1番の『北斗高校』を私達は受ける。
で、受かった方が勝ち。」
私が言い終わると、彼女等は眉間にシワを寄せて、小さな声で相談し始めた。
そりゃそうだ、ここで『北斗高校を受ける』なんて言って落ちれば、一浪。
かといって『受けない』なんて言ったら彼女等のプライドが黙っちゃいないでしょう。
…にしても、決めるのが遅い。
優柔不断なのか、慎重なのか。
私にとってどうでも良いのだけれど、気になる。
「あら、なら市内で二番目の雷門高校にする？
…まぁ、きっと貴方達は受からないでしょうけど」
雷門高校だって、結構レベルは高い。
北斗高校と1、2を争う仲だし。
ただ、雷門高校は勉強よりスポーツ…サッカーに力をいれているらしくて、将来スポーツ選手希望の人達が大体受けるらしい。
まぁ、それでも難高なのだけれども。
女子2「…いいわ、受けてたとうじゃない!!」
挑発に乗った。
…案外単純。
「…そう、なら今のうちに精々勉強することね」
嫌味っぽく言うと、彼女等は悔しそうに教室を出て行った。
…お手洗いかしら。
鈴蘭 「えぇぇっ、A、北斗高校受けるの!?」
…後ろから、叫び声同然の声が聞こえてきた。
「え、えぇ。
大丈夫よ、白理なら絶対受かる!!」
私がそう言って白理の肩を両手で抑えると、白理は不安そうな顔で頷いた。
…やはり、彼女は雷門高校に行きたかったのだろうか。
彼女はバスケットボール選手希望だし、勉強はあまり好きじゃないし…
「…ねぇ白理、無理して北斗高校を受けなくても良いわよ!!
だって、雷門高校に行きたいんでしょ？そこでバスケしたいんでしょ？
北斗高校と雷門高校、近いから行き帰りは一緒に出来るよ」
私が励ますように言うと、彼女は少し笑った。
それが本当の笑顔なのか、偽物の笑顔なのか。
今の私には、わからない。
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ヒイラ - 初めまして、ヒイラです！更新楽しみに待ってます！ (2014年7月5日 1時) (
レス) id: 32671d38f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーち＊(プロフ) - エネリカルド・トリクターさん» いえいえ!!うごメモであそこまで描けるなんて…尊敬します!!描いてくださって本当にありがとうございました!! (2014年3月15日 11時) (レス) id: 5607460fd5 (このIDを非表示/違反報告)
エネリカルド・トリクター(プロフ) - ゆーち＊さん» 有り難う御座います。うごメモで描いた物なんで、少々雑ですが………。 (2014年3月15日 9時) (レス) id: c2006ba9f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーち＊(プロフ) - エネリカルド・トリクターさん» 更新を楽しみに…!?ありがとうございます//!!ゆゆ夢主のイメ画…見させていただきましたっ//!!すっごく御上手ですねっ//!!ありがとうございます!!! (2014年3月15日 6時) (レス) id: 5607460fd5 (このIDを非表示/違反報告)
エネリカルド・トリクター(プロフ) - どうも、この小説の更新を楽しみにしている者です。図々しいとは思いますが、夢主ちゃんのイメ画を描かせて頂きました。よければ見てください【http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/0/d/b0d50f12881e909fe5213f23367c727c.jpg】 (2014年3月14日 22時) (レス) id: c7c2d22b64 (このIDを非表示/違反報告)
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