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金のラインが入った階段が続いててその奥には大きな花瓶とまた別のエレベーター
翼はそこの上を向いた三角形を押した
すぐにきたエレベーターには誰ものっていなくて二人だけでは広すぎるくらいだった
今度はカコンと木製のなにかが当たる音
ここのエレベーター面白い笑
長い廊下を歩いて自販機や氷の置いてある部屋を通りすぎて少しした所のドアに翼は鍵を指した
ガチャ
重々しい音がしてドアが開くとわたしたちはその中に入った
ダブルスのベッドの下に荷物を置いた
翼は和室に行くとそこから大きな荷物を持ってきた
「ごめんね。なんか俺、ストーカーされてるみたいで。
うちに帰るとアーヤにまで被害が及ぶかもしれないから今日だけここでもいい?」
ここでもいい?
て、ここすごくいい部屋
「うん、それより大丈夫?」
そんな会話をしながらプールバックを持って部屋をでた
また長い廊下を歩いてエレベーターで三階だけ上がった
カコンと音がして着くと自動で開くエレベーター
ツンと鼻を抜ける塩素の香り
怪しげに光る広場
その奥にガラスを挟んで流れ落ちてく水
プールの中から照らされているのか、紅や碧に
変わってく光に目が奪われる
「わぁ…」
思わず立ちすくんだ私の背中を翼はトンッと軽く押して手を握った
「綺麗だね」
「うん!!」
ゆっくりと歩き出した翼に慌ててついていく
黒に金の混じった石の上は歩く度にカツンとヒールの音がする
受付に綺麗な女の人が二人いて私たちはその人達に部屋のキーを預けた
翼と別れて更衣室に入ると驚いた
更衣室だと言うのになんて豪華なの…?!
自分のロッカーを確保して着ていたパーカーとショートパンツを脱ぎ、籠に入れた
プール道具を持っていたサンダルもはいてきっと準備万端
ロッカーを鍵をしめると荷物を持ってプールのある方にいった
途中、立ったまんまできるドライヤーやシャワールーム、鏡台や、そこに並ぶ高そうな化粧水達をみた
見るたびに感動の声を漏らす
ツーンと漂ってくるプールの匂い
ガラス戸を右にスライドするとワッと音が聞こえて後ろで静かに戸は閉まった
「アーヤ!」
すぐ隣に男子更衣室はあるらしく、近くに翼が待っていた
「遅くなっちゃってごめんね」
ふるふると首を振る翼の髪はアメピンで留められてた
いつもは隠れてる耳が出ていて少しカッコよくドキドキした
「ん?どうしたの?」
顔を背けた私の顔を覗き込むように翼の顔が近づいた
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う〜み(プロフ) - ごましお @Project KZさん» ありがとうございます!すぐに公開できるようにしまーす!!! (2019年8月27日 10時) (レス) id: 41901976a1 (このIDを非表示/違反報告)
ごましお @Project KZ(プロフ) - やった〜っ!第2弾?!頑張ってください(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年8月27日 7時) (レス) id: b3a1986b4c (このIDを非表示/違反報告)
う〜み(プロフ) - ふうりんさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです♪なるほど、その手があった…笑 頑張ってみます☆ (2019年8月24日 12時) (レス) id: 41901976a1 (このIDを非表示/違反報告)
ふうりん - 思わずにやけちゃいました!更新されてるかな?って毎日占ツク開いてます!リクエストいいですか?翼が熱でアーヤの看病シーンを見たいです!お願いします (2019年8月23日 18時) (レス) id: 63d7c9df99 (このIDを非表示/違反報告)
う〜み(プロフ) - なのはさん» ありがとうございます!そんなに気に入っていただけですごく嬉しいです♪ (2019年8月17日 16時) (レス) id: 41901976a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うーみ | 作成日時:2019年3月13日 15時