検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:38,193 hit

黒い羽 ページ2

私がトイレから出ればそこには翼と忍がいた。

二人はじぃと食堂を見据えてる。
心なしか顔色が悪い。

「あの、そんなところで止まってどうしたの?」

私の声にグワッと振り返る二人。

「っ…よかったアーヤか」
 
「実はね血の臭いがするんだ。大量の」
なにかおこってると付け足すように忍もいう。


私は思い出す。大量の血。


あれは…私の…
「おい、どうした?」

忍の声にハッと我にかえる。


「ごっ、ごめんね。なんでもないy「おいっ!離せっつってんだよ!てんめー、コノヤロー」

「なんだ?砂原…じゃないか?」


確かに荒々しい言葉遣いの怒鳴るようなすなはらの声。

「行ってみよう!」

翼の合図で一斉に走り出す私たち。

というか二人。
正しくは私は二人に引きずられたがらだった…


「っっっ!!」

目の前に広がる光景にドックンドックンとなる心臓。

砂原は奥にいた。
黒く羽の生えたあの姿には見覚えがある。

何人もを振りはらい、こっちに走りよる。


それで皆でトイレに逃げ込んだ。

「皆、大丈夫か?」
皆をさっとみまわせばある。
三人とも。

あいつらのマークが半分だけ。

「ごめん、私についてきて。目をつむって」

私はそう言って口に薬を含んでから三人の首を噛んだ。



それから、窓を開けてここから脱出。
「いくよ」

私の声に皆はぽけっとする。
「いくってどっから?」
「ここから」
「どーやって」
「飛ぶの、ほらここから飛び降りてみて!」

私はそう言い残して飛び立った。



後ろをみれば不思議そうに皆がついてくる。

よし。
私は更に加速して私たちの国へ飛んでいった。

作者より→←修学旅行



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

風鈴(プロフ) - 百桃さん» 了解です!楽しみに待ってますね! (2018年10月4日 21時) (レス) id: 979ef89926 (このIDを非表示/違反報告)
百桃(プロフ) - 風鈴さん» ごめんなさい!なんかcomm…みたいなのに1ってなって開こうとしたんですけど、私のケータイ制限がかかるやつなんです だから、なんか開けない…ごめんなさい でも、受験終わったら新しいの買ってもらうのでそうしたらまたここで風鈴さん呼びますね! (2018年10月4日 20時) (レス) id: 2b93d5697a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 百桃さん» では私がそちらのボードに伺いますね!今から行きまーす! (2018年10月4日 20時) (レス) id: 979ef89926 (このIDを非表示/違反報告)
百桃(プロフ) - 風鈴さん» 是非、なりたいです!でも私やり方わかんないです…。教えてください! (2018年10月4日 20時) (レス) id: 2b93d5697a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 百桃さん» いえいえ!どうってことないですよ^^*よろしければお友達になりませんか?(唐突)ボードにて待ってます!(嫌だったら気にしないでくださいね!!) (2018年9月30日 21時) (レス) id: 979ef89926 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:百桃 | 作成日時:2018年1月3日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。