《第2弾》ブーゲンビリア〜M.Tasuku ver〜

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ここはジュエリーショップなので、ダイヤの他にもサファイアやパール等も並んでいて、それぞれネックレスや指輪、イヤリング、はたまたセルフなんてあったが、1番そそられるのはダイヤだ


ダイヤにも色々な種類がある
一般的にイメージされるのは無色透明なものだが、ピンクやグリーン、ブルーにイエロー等かなりあるようだ

全てに共通するのはどれも透明で透き通っており、内側で七色に光り輝くこと

小塚がいたら、石の成分や込められる意味を詳しく教えてくれただろう

あいにく俺は石に詳しくない

俺はここに来る前から指輪は既製のものではなく、セルフにしようと思っていた

そこでまずは石探しだ

王道に無色透明のダイヤでいこうと思っていたが、ピンクやイエローに目移りした

その中でも特に「ブルーペアシェイプ｣に目がいった

アーヤに合うのはピンクだと何となく思っていたが、とても綺麗な色だった

かれこれ1時間云々と迷った挙句、俺が選んだのは王道の無色透明

クサイけど、「俺たちは何色にも染まらねぇ｣的な


ダイヤのサイズも決めて、夜のうちにしれっと測っておいたアーヤの指のサイズも店員に伝え、デザインを少々話し合うと俺は店を出た


空は秋らしく青々としていて冷たい風が容赦なく吹き付ける

緩んできていたマフラーをしっかり巻き直すとそれに顔を埋めながら、どうしようか考える

せっかく都心に来たから店にでも入ってブラブラするか、家に帰って寝るか

とりあえず、昼も過ぎたので近くのカフェに入ってサンドウィッチとコーヒーを食べる

すると、途端眠くなってしまい、家に帰ることに決めた

頭いっぱい使ったからなぁ

そんなで家に着く頃には体もポカポカしてきてそのまま寝てしまった




次に目が覚めたのは夕日が透明なカーテン越しにキラキラと見える頃でまだまだアーヤが帰ってくるには長い

ふぅ、と一息ついて顔を洗い部屋の掃除をする


アーヤは今日何時帰りって言ってたかな

あー、ダメだ
なんか頭がボーとして思い出せない

部屋は暖房をつけていないので空気がひんやりしているはずなのだが、俺はそこまで寒くなかった

アーヤの分のご飯にラップをかけ1人きりの夕飯

テレビをつけてビール缶を開けて、それから風呂に入って


読みかけの小説を開いてまたビールを飲む


なんか今日は…途中から頭が冴えないなぁ

それでもアーヤに会いたくてリビングで待っていたが、そのうち眠りについてしまった




to be continued

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