#029 ページ34
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「どんどんマモノが出てきてるよ！」取り囲まれていく私達皆お互いに、互いの背まで追い詰められる
書物はわらわらと群がるマモノ達に、軽蔑するかのようにフッと鼻で笑った
「我に刃向かうとは愚かな。森羅万象で修飾できるこの“白の書”を相手に……」
「相手に……」同じ言葉を復唱する書物。これに私は「どうしたの？」と問い掛ける
どうやら記憶の一部が抜けてしまい、その後の言葉の内容を思い出せないようだ。書物はこれをニーア君のせいにするが反論することはない
大切な妹を助ける術を無くしてしまった事に、さっきまで落ち着いていたニーア君が再び焦りを見せるのであった
「これ、しっかりせぬか！」
上の空でいる彼に書物は一喝する。ニーア君は書物の声に気づくと、緩んでいた武器を持つ手が再びしっかりと握った
しかし今までにない数だ
じわりじわりと追い詰められる私達は戦う事ではなく、どうやってヨナちゃんを連れて逃げられるだろうかとこればかりが頭の中で無限にループする
「我に一つ算段がある」
緊迫した状況の中で聞こえた渋い声。間違いなく書物の声であった
私もニーア君も藁にもすがる思いで算段を聞き出した
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友那(プロフ) - イヴィさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えると凄く嬉しいです！これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月1日 11時) (
レス) id: b577400daf (このIDを非表示/違反報告)
イヴィ - とっても面白いです一気に読んでしまいました(//∇//)続きがすんごく気になります更新頑張って下さい応援してます！ (2017年6月30日 23時) (レス) id: 83661986d6 (このIDを非表示/違反報告)
友那(プロフ) - テュランさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年3月22日 11時) (レス) id: 80bca4f763 (このIDを非表示/違反報告)
テュラン - 面白いです！ 続き待ってます (2017年3月22日 9時) (レス) id: 5013c95259 (このIDを非表示/違反報告)
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