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二人の手厚く素敵な演奏もあった歓迎会は終わり、私含めた三人はここで一夜過ごすこととなった
きっと私が不安に思ってしまうだろうからという気遣いだ
しばらくは無性に目が冴えていて眠れなかったのだが、この部屋を照らす唯一の光、小さなロウソクの灯火を見つめている内に私はいつの間にか夢の中へと落ちていった
──翌朝───
ふと自然に目が覚め、部屋から出ると天窓があるこの図書館に暖かく涼しげな日光が中に降り注ぐ
あまりにも爽やかな起床に私の体も気持ちよくて天高く向かって伸ばす
「おはよう」この世界に来て二日目の最初に声を掛けて来てくれたのは、昨日と同じくポポル
「よく眠れた？」
「はい、お陰様でぐっすりと」
元気に言う私にポポルは良かったと、少し鼻息混じりの安堵のため息をつきながらにこりと微笑む
「昨日の文字のお勉強の事なのだけど、どうする？やってみる？」
私の様子を伺いながら聞くポポル
伺いながらというのは、私がこの世界に来て二日目という事もあって、気を遣ってくれているのだろう
だが、ここで立ち止まっていることは出来ない。私は早速ポポルに文字の勉強を受けさせてもらうよう頼んだ
場所は変わって館長、ポポルの部屋
空白で何も書かれていない便箋に小さな丸と小さな棒が合わさった記号が便箋の線に沿って左から右へと順に書かれる
「これは“A”、そこから“B”、“C”、“D”……」
「“E”、“F”、“G”……、ですよね？」
最初は文字の形と読みを、少しずつ聞いて、見て、書いて覚えるはずだったが、意外にも聞いたことのある単語の順にその流れで言ってみると「そのとおりよ」
向こうにアルファベットの“読み”が無いと思っていたであろう、ポポルは少し驚く顔を見せそう言ったが、それは無かったかのようにすぐに笑顔に戻る
「その順番で見ていけば、きっとすぐに覚える事が出来ると思うわ」
「わかりました、ありがとうございます」
『感謝』の意味とこれから仕事があるというポポルに『頑張ってください』という意味も込めて頭を下げ、私は自室へ戻り、そこからは『ウェポンストーリー』を片手に謎の文字の訳が書かれた紙と見比べながらの勉強を二、三日ほど続けた
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友那(プロフ) - イヴィさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えると凄く嬉しいです！これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月1日 11時) (
レス) id: b577400daf (このIDを非表示/違反報告)
イヴィ - とっても面白いです一気に読んでしまいました(//∇//)続きがすんごく気になります更新頑張って下さい応援してます！ (2017年6月30日 23時) (レス) id: 83661986d6 (このIDを非表示/違反報告)
友那(プロフ) - テュランさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年3月22日 11時) (レス) id: 80bca4f763 (このIDを非表示/違反報告)
テュラン - 面白いです！ 続き待ってます (2017年3月22日 9時) (レス) id: 5013c95259 (このIDを非表示/違反報告)
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