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ポポルの部屋を離れ、壁中に広がる本棚に立てられた大量の書物に圧巻されながら、先程いた場所とは向かいにある部屋へと案内される
扉を開くその先に、ほとんど使われていないという少し埃っぽい小さな物置部屋。壁にはものをいくつか飾れるほどの棚もあり、日々過ごすのにもそれほど支障は出ないであろうが、窓がないこの部屋にはロウソクの火を付けてもらっても薄暗く、ほんの少し不気味なものだった
「ここは好きに使ってくれてもいいのだけれど……。ごめんなさい、こんな窮屈で埃っぽい所で……。お掃除は私とデボルでやるから」
「い、いえ！そんな！せっかく住まわせてもらうんです。私一人で──」
部屋を使わせてもらうのは私の方で、自分でやらるのは当然だ。と思っていても、困った時はお互い様だろ？デボルに論破された
たぶん、ここは誰も譲らないだろう。お言葉に甘える事となった
私を見て突然何かを思い出したかのように声を漏らすデボル。私とポポルは首を傾げると、
「『住むこと』ばかりに気を取られてすっかり忘れていたんだが……、その服、どうにかしないとな」
今着ているのは、私が通っていた学校の制服。もし私がうっかり外に出た時、ほぼ確実に村人に見つかる恐れがあり、大騒ぎになる可能性がある
それだけは避けたい。私は服を変えることに同意した
「ならデボル、私とライラちゃん、二人で先にお掃除しておくから買ってきてもらえないかしら？」
デボルはそれに快諾したのち、商店街へと向かって行った
ポポルは一度部屋から離れ、多種の掃除道具、埃に被らないように頭や口元を押さえる三角巾二枚を持って戻ってきた。それらを手渡され、私は本来の使い方どおりに頭、口元を三角巾の角を後頭部付近に回し、縛って掃除の準備をする
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友那(プロフ) - イヴィさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えると凄く嬉しいです！これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月1日 11時) (
レス) id: b577400daf (このIDを非表示/違反報告)
イヴィ - とっても面白いです一気に読んでしまいました(//∇//)続きがすんごく気になります更新頑張って下さい応援してます！ (2017年6月30日 23時) (レス) id: 83661986d6 (このIDを非表示/違反報告)
友那(プロフ) - テュランさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年3月22日 11時) (レス) id: 80bca4f763 (このIDを非表示/違反報告)
テュラン - 面白いです！ 続き待ってます (2017年3月22日 9時) (レス) id: 5013c95259 (このIDを非表示/違反報告)
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