13- THE 2nd DAY -4- ページ17
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みんなそれぞれ手紙を配達したり、ポスターを貼ったり、あと荷物運びやガラクタの掃除とかやったりして、俺はなんとか６５０マニー以上稼ぎ、駅前へ向かう
そこにはハイネとサツキの姿があり、声をかけると「おつかれ」とか「大丈夫だった？」とか二人は言ってくれる
「悪いな サツキ 動かせちゃって」
「ううん いいの」
「私も海に行きたかったから」とサツキは言うが、俺達は会って間もない
ほんとに動かせちゃって悪いと思ってしまう
するとここへピンツとオレットもやって来て、自信満々に「稼げたよ」そう言って走り寄ってくる
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「実はね みんながんばったから
最初のお金と合わせて＿＿」
「なんと！ すでに７０００マニーあります」そう言ってオレットはみんなのお金が入ったお手製のポーチを掲げ、少し振るだけでジャラジャラとお金の音がする
意外にも多く貯まったお金にハイネは「おっし！」と嬉しそうに叫ぶ
そしてオレットは俺に「お願い」と言われ、ポーチを渡す
「切符 買いに行こ！」
そう言ってオレットとピンツとサツキは先に駅へ向かっていくと、ハイネが突然こう呟いた
「いつまでも一緒にはいられない
思い出 たくさん作っとかないとな」
「え？」
＿＿どうしたんだ？いきなり
そう思った俺はハイネの顔を伺うと、照れ臭そうに笑い、「スキ有り！」そう言って俺の胸元を軽く殴り、駅の方へ走っていった
そして俺も駅へ歩きだした時＿＿
俺の足に何かが勢い良く当たり、つまずいたのだ
つまずいた俺に気づいたみんなは立ち上がる俺を見る
「つ＿＿＿」
＿＿なんだ、今の
すると俺の視界に黒い靴が映り、上を見上げるとあの黒いコートを着た人が立っていて、そして黒いコートを着た人が俺の視界に腕を掴み、無理矢理立たせるとこう言った
「＿＿＿＿＿＿＿＿」
「え？」
すると駅の方から「ロクサスー！ あと３分！」とハイネの声が聞こえ、「わかった！」それだけ言って黒いコートを着た人を見るが、その人はもうすでにいなかった
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