12- THE 2nd DAY -3- ページ16
「あ そっちも昨日の！」
「あ！覚えててくれたの？ 嬉しい！」
そう言って女の子はニコリと笑う
「そういえば あなたお名前は？」
「あ 私 サツキって言うの！
この間引っ越してきたばかりなんだ よろしくね」
「よろしく」そう言うとみんなも「よろしく」と笑顔で返し、俺も返すとみんな一人一人名前を言い、自己紹介をする
＿＿それにしても＿＿＿
「＿＿あれ？」
「どうしたの？ ロクサス」
「え いや
なんだか 夢とか＿会ったことがあるような気がして＿＿」
俺の言葉にサツキ以外「うっそだー！」と声をあげる
もちろん俺は「嘘じゃない！」と言い切って見せた
「へえー 不思議だね」
「本当に不思議だよね
ロクサス 予知夢でも見たんじゃない？」
＿相変わらずそういうの好きだよな、ピンツは
「そうなのかな？」そう言ってうーんと考えていると「ところで 何をしてるの？」と(人1
)に言われ、話を聞くことにした
「これから海へ行くんだ！」
「へえー いいなあー」
「よかったら サツキもどう？」とオレットが言うと、サツキが目を輝かせて嬉しそうに「いいの！？」とのる
「じゃあ サツキの分も含めるから＿＿」
「電車賃とお楽しみ用で＿＿」
「ざっと６０００マニーね！」
「そのついでに サツキの歓迎会しようぜ！」
「さんせーい！」
計算の早いオレットはパッと計算を終わらせると「じゃあ 一人１２００マニー貯めなきゃいけないのか」とハイネは珍しく頭を働かせる
＿＿どちらにしろ、電車賃とお楽しみ代が一人１２００マニーだから、働くのはそこまで苦じゃないかな
＿＿＿なんて考えてみる
サツキが持っているのはちょうど１２００マニーらしく、俺とピンツとオレットが持っているのを合わせてあと３２００マニー必要＿＿するとハイネは
「目標は１人６４０マニー 制限時間は電車が出るまで」
そう言って駅前まで走っていった
「がっぽり稼いで 駅に集合な！」
「まかせろって言ってなかった？」
「まあ いいや
焼きそば食べたくなったしさ」
「いつもこんな感じなの？」
「あはは＿＿ まあね」
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